身分証の統合
2021.06.17
これまでは、地方自治体などが、立ち入り検査をする時に、法令ごとに身分証を作成していました。
そのため、職員によっては数十枚もの身分証を持たなければなりませんでした。
環境省の協力をいただいて、3月に、まず環境分野の立入検査のための身分証を統合しました。
その後、私の直轄チームに職員を派遣している8つの自治体に照会した結果、合計で91法令、151種類の身分証について統合の要望がありました。
次に、この要望を所管府省へ送付し、「統合に適さないものがあれば教えてほしい」と確認しましたが、全て「統合可能」との回答でした。
さらに、各府省からは、81法令118種類に関して、一緒に統合してはどうかと提案があり、合計して172法令・269種類の身分証について、統合することとなりました。
6月9日から全国の自治体に、更に追加すべきものがあるか、照会をしています。
身分証の統合は、人事異動での発行事務の軽減、立入検査の円滑化に資する取組です。
自治体の追加の要望分も含めて、環境省が定めた身分証の様式に統合できるよう、省令等の整備を進め、秋までに省令等を制定します。