自衛隊の災害派遣人数
2020.08.08
修正:人員のとりまとめ期間は暦年ではなく年度です。
修正して再送します。
今年の1月31日から3月16日まで、ダイヤモンド・プリンセス号関連の災害派遣で、自衛隊はのべ約4900人が災害派遣に従事しました。
また、3月28日から5月31日まで、空港でのPCR検査の検体採取支援や帰国者の輸送支援、生活支援でのべ約8700人の自衛隊員が活動しました。
その年に災害派遣に出動した自衛隊員の人数がはじめてのべ100万人を超えたのは1994年度、阪神淡路大震災の年でした。
この年、のべ157万人の自衛隊員が災害派遣活動に従事しました。
2011年度、東日本大震災の年には、のべ1074万人の隊員が災害派遣活動に携わりました。
2016年度、熊本地震などでのべ85万人の隊員が災害派遣活動に従事しました。
2018年度には7月豪雨などでのべ119万人の隊員が災害派遣に出動しました。
そして2019年度、東日本台風などにより106万人の隊員が災害派遣活動に従事することになり、初めてのべ100万人超えが二年続きました。
自衛隊の訓練、演習は、春先に小さな部隊の訓練からはじめ、だんだんと規模が大きくなっていきます。
秋口に大規模な演習を行う時季に、台風などによる災害派遣に出動しなければならなくなると、訓練や演習を中止、延期しなければなりません。
国を守るという本来の任務の練度をしっかりと維持しながら、災害派遣に備えていくために、自衛隊はしっかりと努力していきます。