おすすめの一冊
2020.06.23
久しぶりにおすすめの数冊です。
いよいよ自衛隊のF-2戦闘機の後継となる次期戦闘機の開発が始まるので、コロナの自粛の最中に様々な関連書籍を読みあさりました。
その中から
「アメリカ空軍史から見たF-22への道」上下 夕撃旅団
夕撃旅団というのはウェブサイトのようです。
誰が書いているのかもわからず、余り期待をしていませんでしたし、「アメリカ空軍史から見たF-22への道」というタイトルながら上巻にはF-22はこれっぽっちも出てきません。
アメリカ空軍史に関しては、全体的には、かなり思い入れのある、偏った内容かも知れませんが、戦闘機の開発に関する技術的な解説が、結構丁寧に書き込まれています。
ふむふむ、なるほどという頷きながら読みました。
超音速の壁を越えるための翼の設計、アフターバーナーと空気の取り入れ口、ステルス技術などが素人にもわかるように解説されています。
著者が誰なのか不明なので、内容をどこまで真に受けてよいかわかりませんが、次期戦闘機の開発に関心のある方は、時間があれば読んでみても面白いと思います。
これでは、薦めているのかどうかわからないですね。
日本の新書は、1000円弱で様々な情報がわかりやすくまとめられていてすごいといった人がいますが、この本もそんな一冊だと思います。
「シベリア出兵」 麻田雅文著 中公新書
「シベリア出兵」という言葉は日本史の教科書には出てきますが、その内容について、学校で学んだ記憶はありません。
シベリア出兵とは何か、その背景から順を追ってしっかりと解説されています。
シベリア出兵にまつわる様々なことが、歴史のなかで太平洋戦争まで続いていったんだなということが、よくわかります。
日ロ平和条約交渉にかかわっていてもいなくても、おすすめの一冊です。