米軍に提供する建物などの資産価値

2020.02.05

日米安保条約60周年を祝うレセプションの乾杯の挨拶で、日米同盟はプライスレスといった私の発言がニュースにもなりました。
 
これは、同盟の価値は金銭では計れないという意図で申し上げたものです。
 
日米、米韓、あるいはNATOのような同盟で、同盟国はアメリカに基地施設を提供しています。
 
それぞれの国がどれぐらいの基地施設を提供しているのか、また、米軍施設の建物等をあえて金銭に換算するとどれぐらいの価値になるのか、試しに2017年時点の米国のデータ(「BASE STRUCTURE REPORT FISCAL YEAR 2018 BASELINE」(米国防省作成)※)で調べてみると
※ https://www.acq.osd.mil/eie/Downloads/BSI/Base%20Structure%20Report%20FY18.pdf
 
まず、提供面積
面積(エーカー) 米軍の国外施設全体の面積に占める割合 国名
233,034  48.4%  グリーンランド(1位)
114,981  23.9%  日本(2位)
 30,991   6.4%  韓国(3位)
  8,001   1.7%  英国(8位)
  6,405   1.3%  ドイツ(10位)
  2,345   0.5%  イタリア(13位)
 
また、米軍施設の建物等を資産価値に直すと
資産価値(百万ドル) 米軍の国外施設全体の資産価値に占める割合 国名
98,188  45.5%  日本(1位)
44,854  20.8%  ドイツ(2位)
24,503  11.4%  韓国(3位)
 9,595   4.4%  イタリア(4位)
 7,853   3.6%  英国(5位)
 4,676   2.2%  グリーンランド(6位)
 
ちなみに、これらの国について、同じ米国防省資料の2011年時点のデータ(※)をみると、米軍施設の建物等の資産価値は
※ https://www.acq.osd.mil/eie/Downloads/BSI/Base%20Structure%20Report%20FY12.pdf
 
資産価値(百万ドル) 米軍の国外施設全体の資産価値に占める割合 国名
46,560  32.1%  日本(1位)
42,945  29.6%  ドイツ(2位)
15,126  10.4%  韓国(3位)
 8,483   5.9%  イタリア(4位)
 7,446   5.1%  英国(5位)
 2,740   1.9%  グリーンランド(10位)
でした。
 
米軍の国外施設全体の価値に占める在日米軍施設の割合が、近年高くなっているのがわかります。
 
なお、日本にある米軍施設の土地の価値ですが、国有地については約2兆円相当に上る(「国有財産の現在額」(財務省HP)※)ほか、民公有地については年間約1000億円が賃料として支払われています。
※https://www.mof.go.jp/national_property/kokuyuzaisan-genzaigaku.pdf
 



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