新型コロナウイルスと自衛隊

2020.02.14

今日までの自衛隊と新型コロナウイルスの関わりをまとめました。
 
1月28日
武漢の在留邦人の引き上げに関して、航空自衛隊が運行する政府専用機も千歳で待機しています。
 
しかし、ANAのチャーター機だと200名は乗せられますが、政府専用機だと100名強しか乗れないので、チャーター機が行ければ政府専用機は行く必要がありません。
 
1月29日
厚労省からの依頼に基づき、在留邦人の帰国のために武漢に向かったチャーター便に、検疫支援のため自衛隊中央病院の看護官2名(一等陸尉及び二等陸尉)を派遣しました。
 
1月30日
国内の新型コロナウイルス感染者のうち、1名は全快、3名が軽快、1名が軽快傾向、3名が症状安定、1名が治療中、2名が症状なしで入院中。
 
1月31日
9時時点。
国内の新型コロナウイルス感染者(14名)の内、1名は全快、3名が軽快、1名が軽快傾向、3名が症状安定、4名が治療中、2名が症状なしで入院中。
 
10時時点。
国内の新型コロナウイルス感染者(16名)の内、1名は全快、3名が軽快、1名が軽快傾向、3名が症状安定、4名が治療中、4名が症状なしで入院中。
 
新型コロナウイルス感染症に関して、この日、自衛隊法83条2項ただし書に基づいて、自衛隊に災害派遣命令を出しました。
 
命令の概要は、新型コロナウイルス感染症対策本部の方針を踏まえ、同感染症の感染拡大の防止が、特に緊急を要し、都道府県知事等の要請を待ついとまがないと認められることから、自衛隊法第83条第2項に規定する災害派遣により、感染症拡大の影響により帰国した邦人等に対し、救援活動を実施せよ。
 
PFI船舶「はくおう」を、帰国者の一時停留場所として活用するため、東京湾に向けて出港させました。
 
災害派遣の実施命令に基づき、この日から陸自衛生隊員約40名を、武漢からの帰国者の宿泊施設に派遣して生活支援を行なっています。
 
2月1日
1時時点。
国内の新型コロナウイルス感染者(17名)の内、1名は全快、3名が軽快、1名が軽快傾向、4名が症状安定、4名が治療中、4名が症状なしで入院中。
 
2月2日
20時時点。
国内の新型コロナウイルス感染者(20名)の内、2名は全快、5名が軽快、3名が症状安定、6名が治療中、4名が症状なしで入院中。
症状なしだった1名が発熱し、治療中になりました。
 
2月3日
18時時点。
国内の新型コロナウイルス感染者(20名)の内、2名は全快、7名が軽快、5名が症状安定、2名治療中、4名が症状なしで入院中。
 
2月4日
12時時点。
国内の新型コロナウイルス感染者(20名)の内、2名は全快、7名が軽快、5名が症状安定、2名治療中、4名が症状なしで入院中。
 
18時時点。
国内の新型コロナウイルス感染者(23名)の内、2名は全快、7名が軽快、5名が症状安定、4名治療中、1名不明、4名が症状なしで入院中。
 
2月5日
12時時点。変化なし。
国内の新型コロナウイルス感染者(23名)の内、2名は全快、7名が軽快、5名が症状安定、4名治療中、1名不明、4名が症状なしで入院中。
 
この他に
横浜港に到着したクルーズ船乗客で新型コロナウイルス陽性が10名。朝7時半から医療機関に移りました。
 
18時時点。
国内の新型コロナウイルス感染者(25名)の内、4名は全快、6名が軽快、6名が症状安定、5名治療中、4名が症状なしで入院中。
 
この他に
クルーズ船乗客で新型コロナウイルス陽性が20名。
 
2月6日
12時時点。変化なし。
国内の新型コロナウイルス感染者(25名)の内、4名は全快、6名が軽快、6名が症状安定、5名治療中、4名が症状なしで入院中。
 
この他に
クルーズ船乗客で新型コロナウイルス陽性が20名。
 
無症状病原体保有者(症状なしかつPCR検査陽性)の場合、12.5日間入院継続し、その後、PCR検査の陰転化が確認されたら、さらに12時間以後に再度採取を行い、二回連続で陰性が確認されたら退院可。
 
症状がありPCR検査陽性の者が軽快後、48時間毎にPCR検査を実施。陰転化が確認されたら、さらに12時間以後に再度採取を行い、二回連続で陰性が確認されたら退院可。
 
軽快とは、24時間発熱(37.5度以上)なしかつ呼吸器症状が改善傾向であること。
 
海外から帰国されて宿泊施設に滞在されている方々の生活支援に約40名の隊員が、帰国者の健康状態の確認や健康相談を行うため医官及び看護官等約10名がそれぞれ派遣されています。
 
自衛隊は、この日から、横浜に到着しているクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」の乗客および乗組員の生活支援を開始。
 
「はくおう」をそのための自衛隊員の活動拠点・宿泊場所として活用します。
 
武漢からの帰国者のためのチャーター便の機中での検疫のため、自衛隊中央病院の看護官2名を派遣。
 
2月7日
12時時点。変化なし。
国内の新型コロナウイルス感染者(25名)の内、4名は全快、8名が軽快、8名が症状安定、2名治療中、3名が症状なしで入院中。
 
この他に
クルーズ船乗客で新型コロナウイルス陽性が61名。
 
自衛隊は、この日より、医官5名、隊員約40名などにより、クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」に乗船されている方への医療支援、病院への搬送などの活動を開始しました。
 
2月8日
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」 において、新たに3名が新型コロナウイルスの陽性と確認されました。既に医療機関に搬送され入院しています。陽性が確認されたのは、合わせて 279名中64名となりました。
 
「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船中の米国人に関しては、米国政府から日本政府の対応ぶりに謝意が表明されるとともに、14日間の検疫期間を船上で過ごすことがウィルス感染の拡大を防ぐ最良の方法であるとの米衛生当局の判断に基づき、早期に下船・出国させる考えはないとの説明を受けています。
 
2月8日午後1時過ぎに、在京米大使館から米国人乗客に対してメールが送付され、「船内に留まる方がより安全である」旨が説明されています。
 
自衛隊は、チャーター便第4便の帰国者の生活支援のため、税務大学校に約20名を増派し、3カ所の陸上の宿泊施設で計約70名が、生活支援や健康状態の確認、健康相談を行っています。
 
「ダイヤモンド・プリンセス号」においても、乗船者への医療支援、生活支援を継続しています。
 
2月9日
自衛隊は、武漢から帰国された方々が滞在する施設での生活支援及び「ダイヤモンド・プリンセス号」への物資の搬入や仕分け、さらに、自衛隊の救急車による患者の病院への搬送を引き続き行っています。
 
「ダイヤモンド・プリンセス号」では、自衛隊の医官等も医療支援を継続しています。
 
「ダイヤモンド・プリンセス号」については、海上において検疫を実施中ですが、この日、新型コロナウイルスの陽性が確認されたのは延べ336名の検査中70名となりました。自衛隊も支援して、感染症病棟を有する医療機関に搬送しています。
 
2月10日
12時時点。
国内の新型コロナウイルス感染者(26名)の内、退院9名、入院中14名、(その内軽・中等症状11名、人工呼吸器又は集中治療室0名、確認中3名)。この他3名が症状なしで入院中。
 
この他にクルーズ船乗客で新型コロナウイルス陽性が135名。
 
「ダイヤモンド・プリンセス号」に派遣中の自衛隊の医官5名は、本日から検疫業務も開始。また、同船に、この日より自衛隊から薬剤官も派遣。
 
「ダイヤモンド・プリンセス号」で自衛隊の医官5名、薬剤官3名が医療・検疫支援を行うほか、引き続き、3カ所の陸上の宿泊施設で自衛官69名が、生活支援や健康状態の確認・相談を行っています。
 
自衛隊、「ダイヤモンド・プリンセス」号の支援に62人、宿泊施設の支援に69人、合計131人が本日、新型コロナウイルス対応にあたりました。
 
2月12日
朝、国内の新型コロナウイルス感染者(29名)の内、退院10名、入院中16名、(うちわけ不明)。この他3名が症状なしで入院中。
 
この他にクルーズ船乗客で新型コロナウイルス陽性が174名。クルーズ船の感染者の内4名が人工呼吸器あるいは集中治療室に入院中。
 
厚労省の検疫官1名が新型コロナウイルスの陽性に。
 
新型コロナウイルスのPCR検査は、1日あたり300件程度の能力を、クルーズ船の乗客の下船が可能になる2月18日以降は1日1000件まで能力拡大できる見込み。
 
医師と保健所の判断で、症状から見て検査が必要と思われる人にもPCR検査を行えるようガイドラインを改正しました。



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