ダバオ出張
2019.02.17
日本人がフィリピンのダバオに移住を開始したのは1903年、そしてダバオにはかつてはアジアの中で最も日本人が多く住んでいたこともありました。
戦後、日系フィリピン人の中には、日系人ということが知られると迫害を受けるということから、山奥に逃れ住んだ人も多くいます。
その後、再び日系フィリピン人というアイデンティティが大切にされるようになりました。
そして、ダバオにはフィリピン日系人会インターナショナルスクールが設立され、日本語教育や日本式の教育が取り入れられるようになりました。
また、ミンダナオ国際大学(MKD)が設立され、幼稚園から大学までの日本語教育、日本式教育ができるようになりました。
また、ミンダナオではイスラム系の住民による独立闘争が長年続いていました。そして、近年、ISの影響がこの地域にもおよび、ミンダナオ島のマラウィでは、国軍・警察と、ISとつながるグループとの間で武力衝突も起きました。
今回、長年闘争を続けてきたMILFと政府の間に和平が結ばれ、バンサモロ自治政府が発足することになります。
ミンダナオの発展は、こうした平和の果実を住民が味わい、ISの影響を取り除くために非常に重要です。
東京オリンピックや大阪万博を前にして、中東からの暴力的過激主義者がアジアに流入し、テロを起こすことを防ぐのは日本にとっても非常に重要です。
また、ダバオはドゥテルテ大統領の地元であり、大統領はかつてダバオ市の市長を務めていました。現在は、大統領の娘のサラ・ドゥテルテさんが市長を務めています。
ダバオに置かれていた日本の領事事務所を今年1月1日から総領事館に格上げしました。
2月9日
09:46 羽田発
13:23 マニラ着
14:10 フィリピン情勢ブリーフィング@大使公邸
日本大使公邸の名物料理、グアバシネガンスープ。フィリピンのシネガンスープに、公邸料理人がグアバや酒粕などを加えたレシピを開発し、今やフィリピンの閣僚もこのスープを食べに公邸に足を運んでくださいます。
17:03 マニラ発
日本の借款と無償資金で供与した警備艇、スピードボート、そして警察車両。
2月10日
08:16 打ち合わせ
09:10 ミンダナオ国際大学、フィリピン日系人会インターナショナルスクール視察
ダバオにあるニッケイジンカイインターナショナルスクールとミンダナオ国際大学を視察しました。幼稚園から大学まで、日本式教育、日本語教育に力を入れています。学生、生徒の皆さんに歓迎していただきました。ハンドマイムも素晴らしいものでした。
最後に、ダバオの三種類のドリアンをごちそうになりました。
13:36 在ダバオ日本総領事館視察
左が三輪初代ダバオ総領事。三輪総領事の義父の叔父にあたる人が戦前に日本が任命した初代のダバオ領事でした。
17:28 ぶらさがり記者会見
21:15 特派員との懇談会@マグサイサイ公園ドリアンスタンド
特派員と一緒にドリアンの屋台に行きましたが、停電になってしまいました。自動車のヘッドライトで照らしてみましたが...。闇ドリアンですね。
2月11日
08:30 ダバオ発
10:20 マニラ着
10:50 同行記者との懇談会
12:00 日系企業との昼食会@マリオットホテル
15:27 マニラ発
19:42 羽田着