マレーシア・フランス出張
2018.07.19
マレーシアに出張後、総理の名代でフランスに出張しました。
7月10日
10:47 成田発
16:39 クアラルンプール着
19:00 打ち合わせ@大使公邸
ドリアン好きの大使夫人のご厚意で、ドリアンをいただきました。
7月11日
09:10 ゼティ元中銀総裁(賢人会議メンバー)との懇談
10:00 ダイム元財務相(賢人会議議長)との懇談
首相を除き、ほとんどの閣僚が初めての経験ということもあり、最初の100日間を賢人会議が閣僚を支えながら政府を動かしていくとのこと。
10:55 マレーシア日本国際工科院(MJIIT)視察
日本式の工学部の教育を英語で行っています。日本企業との共同研究も多く、しっかりと軌道に乗っています。
この他に、日本人学校にマレーシア人を入学させてほしいという要望も出されました。
12:05 マレーシア日本人商工会議所・日本人会代表との懇談昼食会
13:30 日マレーシア外相会談
サイフディン外相就任後、初めての外相会談だそうです。
昨年の自分自身を思い出しました。
14:25 ぶら下がり記者会見
17:25 マハティール首相表敬
前日に93歳の誕生日を迎えられましたが、とてもお元気でした。
教育に関する日本の支援を強く要請されました。
18:40 自衛隊記念日レセプション@大使公邸
防衛駐在官が駐在する日本大使館では、天皇誕生日と並び自衛隊記念日のレセプションも大きな行事です。
マハティール首相も参加予定でしたが、国王との夕食会が急遽入り、欠席になりました。
国防大臣や海軍司令官など三百名弱が参加され、和牛や天婦羅、お寿司を堪能されていました。
23:55 クアラルンプール発
7月12日
05:25 ロンドン着
07:20 ロンドン発
09:35 パリ着
12:50 打ち合わせを兼ねた昼食会
ここからは、総理の名代としてジャポニスム2018と革命記念日の軍事パレードの日程も加わります。
14:55 河瀨直美監督作「VISION」上映会@シネマテーク
河瀨直美監督の日仏合作映画の特別上映会でご挨拶申し上げ、監督と一緒に映画を観ました。
18:00 チームラボ展@ラ・ヴィレット
チームラボの勢いはとどまるところを知らず...
18:30 ジャポニスム2018開会式@ラ・ヴィレット
総理とマクロン大統領に代わり、私とニッセン文化大臣で開会式を行いました。
日本文化をフランスに発信し、さらにフランスから世界に向けて発信しようというのがこのジャポニスム2018です。
フランスではこれまでにない規模で、日本文化が発信されていきます。
20:25 ジャポニスム関係者との夕食会
ジャポニスムの日本側の関係者、スポンサーの皆様と夕食会。
河瀨直美監督も参加され、映画について、監督に直接質問する機会をいただきました。
7月13日
09:40 モゲリーニEU上級代表との電話会談
北朝鮮問題についての情勢分析と意見交換をしました。
11:25 石上純也「自由な建築」展@カルティエ現代美術館
厚木にも作品がある石上氏の自然に溶け込むような建築を展示しています。
12:15 昼食
13:50 井上有一展@パリ日本文化会館
日本を代表する書家の一人の井上有一氏の展示会です。
15:00 黄金の玉座@ルーブル美術館
ルーブル美術館のピラミッドに飾られている名和晃平氏の作品を見学に行きました。
来年二月まで、一番目立つ、ピラミッドの中に展示されています。
16:00 同行記者懇談会
17:00 「深みへ 日本の美意識を求めて」@ロスチャイルド館
ロスチャイルド家の館をお借りして、縄文時代の火焔土器から最新のデジタルアートまで。いわばこのジャポニスム2018の目次ともいうべき展示です。
18:00 軍事大臣主催レセプション@軍事省(オテル・ド・ブリエンヌ)
軍事大臣主催のレセプション。
その後、マクロン大統領が、亡くなった軍人の家族や傷痍軍人と一人ひとり言葉を交わすのを待って、革命記念日のパレードに参加する自衛隊員七名との記念写真をお願いしました。
マクロン大統領夫人、パルリ軍事大臣も自衛隊員と一緒に記念撮影に楽しそうに応じてくださいました。
21:00 ACSA署名式@軍事省
大統領がレセプションを退出後、軍事省のかつてドゴール将軍が使った部屋のドゴール将軍が使った机で、パルリ軍事大臣と日仏物品役務相互提供協定の署名式を行いました。
21:20 在留邦人との夕食会@大使公邸
芸術から食、教育など、さまざまな分野でパリで活躍されている日本人をお招きして、公邸で夕食会。
7月14日
08:30 日仏外相会談朝食会
ル・ドリアン外相とは四回目の外相会談です。
フランス外務省の入り口で。
二国間の問題に加えて、戦略的な課題についても意見交換しました。
外相会談後、パレードで来賓を迎えるためにルドリアン外相は先に出発しなければならないため、フランス外務省の好意でフランス外務省の建物の中にある歴史的な文化財である「王の寝室」を見せていただきました。
「王の寝室」は、イギリスのジョージ六世が訪仏した時に寝室として使用されたものです。
部屋に置かれているベッドは、長さが短く、ジョージ六世の身長がとても短いのかと思いましたが、当時は、ベッドに横たわって寝るのではなく、上半身をやや起こした形で寝ていたそうです。
この部屋も、ヴェルサイユ宮殿などと同様に、決まった日に一般公開されます。
フランス外務省は、パリで省庁のために建てられた初めての建物だそうです。
フランス外務省の建物です。
外務省も軍事省も歴史を感じる建物でした。
10:00 革命記念式典パレード参観(-12:50)
シンガポールのリー・シェンロン首相とご一緒に、大統領ご夫妻、フィリップ首相などとパレードを参観しました。
フィリップ首相の出迎え
マクロン大統領夫人は、わざわざ自衛隊のパレードの順番を調べてくださいました。
左からリーシェンロン星首相、マクロン大統領夫妻、フィリップ首相、私、国民議会議長、パリ市長
日本の総理がパレードに招待されたのは1985年の中曽根総理以来とのことです。
今年は日本とシンガポールが招待され、フランスのアジアへの関与が印象的でした。
騎馬隊、車両隊、航空パレード、有名な外人部隊を含む歩兵隊などのパレードは2時間近く続きました。
航空隊のパレードの始まり。
車両隊。
有名な外人部隊。
自衛隊は、パレードの先頭で、シンガポール軍と一緒に行進しました。
15:25 モネの家・庭参観@ジヴェルニー
日仏首脳会談と昼食会が行われる予定でした。
16:30 「ジャポニスムと印象派」展@ジヴェルニー印象派美術館
日本の浮世絵をはじめとする芸術が、印象派に与えた影響をわかりやすく説明した展示会で、大盛況でした。
総理が訪仏をキャンセルしても、代理で外務大臣がほぼ全行程をこなしたことに関して、フランス側からお礼の言葉がありましたが、かえって恐縮しました。
ジャポニスムや日本文化に対するフランス側の関心はとても強いものがありました。
2021年にはフランス文化を日本で紹介するイベントをやりたいという話がフランス側からありました。
20:30 パリ発
7月15日
15:25 羽田着
18:30 革命記念日レセプション@在京フランス大