ブルネイ・シンガポール出張
2018.02.18
今年のASEAN議長国のシンガポールとASEANの中で対日調整国を務めるブルネイの両国を訪問しました。
2月10日
12:55 宿舎発
14:48 成田発
21:23 シンガポール着
2月11日
08:53 シンガポール発
10:49 ブルネイ着
11:25 打ち合わせ@大使公邸
12:15 日ブルネイ外相会談(ワーキングランチ)@ラディソンホテル
1月30日の内閣改造で、新しく外相に就任したエルワン外相と新たに国防相に就任したハルビ国防相とのワーキングランチ。
日本の外務大臣のブルネイ訪問は5年ぶりです。北朝鮮、南シナ海、TPP、国連改革などの諸問題に関して意見交換しました。
ブルネイでは、ボルキア国王が、首相、蔵相、外相、国防相を兼任されているので、エルワン外相は正式には第二外務貿易大臣、ハルビ国防相は第二国防大臣です。
14:05 ぶら下がり記者会見
14:40 ムアラ港視察
日本が推進する自由で開かれたインド太平洋戦略の推進に関連してムアラ港を視察しました。
ムアラ港は、ブルネイの良港で、かつて帝国海軍も利用していました。戦艦大和も帰港したことがありますし、戦艦武蔵は最後の航海にここから出撃し、シブヤン海で沈みました。
ブルネイ海軍の基地もありますが、コンテナ港として整備されています。
港の前面にあるムアラ島に中国が精製所を建設中で、そのために本土と島を結ぶ橋も建設するなど、約3千億円のプロジェクトです。
15:00 海上自衛隊外洋練習航海部隊視察
海上自衛隊の練習艦やまゆき、護衛艦やまぎり、さわぎりの外洋練習航海部隊がムアラ港に寄港していました。
やまぎり艦上で、栄誉礼を受け、乗員に挨拶しました。
15:20 リム・ジョクセン前外務貿易大臣との懇談@私邸
1月末の内閣改造で引退されたリム・ジョクセン前外務大臣(正式には第二外務貿易大臣)の私邸を訪問しました。
ASEANの対日調整国のブルネイの外務大臣として、日本とブルネイ、日本とASEANの関係強化に尽力されました。
ボルネオ島特産のゴールデンドリアン(色が黄金色で、味も濃い)や身が真っ赤なレッドドリアン、中国風のお菓子などをごちそうになりながら、様々な話題が飛び交いました。
16:25 日系企業関係者との懇談@大使公邸
ブルネイで活動する日系企業の皆様に、ビジネス環境について、ブルネイでの生活について、急増する中国の投資について、話を伺いました。
19:10 ブルネイ発
21:10 シンガポール着
21:45 同行記者団との懇談@ドリアンカルチャー
同行記者団と、ドリアンを食べながらの懇談会の予定でしたが、みんなせっせとドリアンを食べ、なかなか懇談になりません。
猫山王、D24、皇中皇の3種類のドリアンを食べました。
2月12日
07:45 打ち合わせ
08:35 日シンガポール外相会談(朝食会)@シンガポール外務省
1月にチャンギ空港でのトランジットの時間を利用しての外相会談以来今年、2回目のバラクリシュナン外相との会談になりました。
シンガポール外務省での朝食会。私のドリアン好きを知っていて、最後のデザートはドリアンシュークリームでした。首相との表敬の時にゲップしないようにというのがみんなのジョークでした。
前回に引き続き、北朝鮮、巧妙になる制裁回避、南シナ海、ASEAN関連会議、中国、TPP、アメリカなどに関する意見交換しました。
10:25 ぶら下がり記者会見
10:35 チャンネルニュースアジア インタビュー
CNNではなくCNAです。
11:20 海事港湾庁視察@海事港湾庁
マラッカ海峡やシンガポールの港を航行するすべての船を監視し、情報を提供している海事港湾庁の「ブリッジ」を視察。
スクリーンに、この海域を航行する全ての艦船の情報が映し出され、状況が一目でわかります。
メディアは立ち入れません。
12:25 リー・シェンロン首相表敬@イスタナ
大統領府と首相府のあるイスタナで、首相に表敬。
中国、アメリカ、北朝鮮、TPP、日シンガポールEPA、シンガポール・クアラルンプール間の高速鉄道等など、国際情勢と2国間の問題に関する意見交換。
14:43 シンガポール発
21:56 羽田着