中東出張
2017.09.15
5日で5か国を回り、ヨルダン、サウジアラビアの国王陛下に拝謁し、エジプトの大統領に表敬し、サウジアラビアの皇太子と懇談し、カタール,ヨルダンの首相と会談し、5か国の外相と会談し(そのうち3か国を1日で訪れて3人の外相と同じ日に会談し)、史上初めての日本・アラブ政治対話を行って、さらにこの政治対話に参加したなかから4か国の外相とバイ会談を行い、その他にもいくつかの懇談・会談を行うという非常に中身の詰まった中東出張を行いました。
日本とアラブの関係を経済的なものから政治的、戦略的なものに一歩踏み出すという大切な初めての政治対話が共同宣言を発出し、成功裏に終わりました。
日本の中東外交の四つの原則と五つの河野イニシアティブを発表することもできました。
さらに外相会談等を通じて、中東の国々との二国間関係をさらに緊密なものにする努力をすることができました。
旧知のヨルダン国王陛下やサウジアラビアの皇太子殿下やファキーフ経済企画相などとも外相就任後初めて懇談し、お互いの国が直面している問題に関する率直な意見交換をすることができました。
カタールの断交問題の当事者であるカタールとサウジアラビア、そしてその仲介を試みているクウェートとこの問題に関する意見交換を行い、湾岸諸国の団結を呼びかけました。
そしてすべての国々と北朝鮮問題についての意見交換を行い、とくに北朝鮮労働者を退去、削減させることを呼びかけました。
また、国連安保理の改革についても積極的に意見交換するとともに、シリア、イエメン、イラク,リビアの情勢に関して、各国と意見交換し、2025年の大阪万博誘致と今年末のICCの判事選挙に立候補している日本の赤根候補支持への働きかけも行いました。
結構、体力勝負でした。
9月8日
21;25 成田発
9月9日
03:05 ドーハ着
09:00 打ち合わせ
10:00 アブドッラー カタール国首相兼内相表敬@内務省
12:10 ムハンマド カタール国外相との会談・昼食会@外相私邸
13:45 ぶら下がり記者会見@ホテル
14:00 在カタール邦人との懇談会@大使公邸
16:25 ドーハ発
19:40 アンマン着
21:00 バセム・アワダッラー国王特使との夕食@ホテル
9月10日
08:30 打ち合わせ
09:45 サファデイ ヨルダン外相との会談@外務省
10:50 清田UNRWA保健局長との懇談@ホテル
13:00 ムルキー ヨルダン首相表敬@首相府
13:15 E/N署名式@首相府
13:55 アブドッラー ヨルダン国王との昼食会@バスマン宮殿
16:00 アンマン発
18:10 クウェート着
18:50 サバーハ・ハーリド クウェート国第一副首相兼外相との会談@外務省
19:35 ワーキングディナー@外務省
21:10 クウェート発
23:10 ジッダ着
23:20 ジュベイル サウジアラビア外相との会談@空港内
9月11日
09:00 ファキーフ サウジアラビア経済企画相との会談@ビン=スレイマン・ビル
10:00 カサビー サウジアラビア商業投資相との会談@迎賓館
11:20 サルマン サウジアラビア王国国王表敬@サラーム宮殿
午後 ムハンマド・ビン・サルマン皇太子との懇談
16:30 カイロ着
17:30 シュクリ エジプト外相との会談@タハリール宮殿
18:30 第1回日本・アラブ政治対話@アラブ連盟
21:30 アブルゲイト アラブ連盟事務総長主催夕食会@アラブ連盟
22:00 共同記者会見
9月12日
07:30 同行記者懇談会
08:15 打ち合わせ
10:00 エルシーシ エジプト大統領表敬@イッティハーディーヤ宮殿
11:15 ブリーフを兼ねた昼食会@大使公邸
13:20 ミフラーフィ イエメン副首相兼外相との会談@アラブ連盟
14:00 シヤーラ リビア外相との会談@アラブ連盟
14:40 メサヘル アルジェリア外相との会談@アラブ連盟
15:20 マーリキー パレスチナ外相との会談@アラブ連盟
15:55 ぶら下がり記者会見
18:40 カイロ発
9月13日
00:15 ドバイ着
02:40 ドバイ発
17:25 成田着