続東電の未払い
2016.08.03
「東京電力の未払い」というブログを6月25日付けで書きました。
http://www.taro.org/2016/06/%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e9%9b%bb%e5%8a%9b%e3%81%ae%e6%9c%aa%e6%89%95%e3%81%84.php
7月12日時点で、7073億円が東京電力に対して除染費用として求償され、59%にあたる4194億円しか支払われていません。
行政改革担当として、環境省に対してしつこく支払いの迅速化を求め続けた結果、改善が見られました。
これまでは市町村除染の費用を県が取り纏め、環境省から東京電力に求償すると、何回も追加の書類を東京電力から請求されるということがありました。
今後は、何を確認したいかということを明確にさせ、確認回数も原則1回にして、スピードアップします。
また、これまでは東京電力が追加の書類を請求するまでの期間に上限がありませんでしたが、これからは追加書類の請求は、25日以内にしなければならないと定めました。
さらに東京電力が書類を受け取ってから請求の応諾までの期間に上限がありませんでしたが、これからは3か月とすることにしました。
これでも決して十分とは言えませんが、とりあえずの第一歩を踏み出しました。
東京電力は廃炉の費用が足りないので国の支援を得たいなどと言っているようですが、少なくとも除染費用の支払いをきっちりとして、スマートメーターの設置や卸電力に関する失態をきちんと挽回するのが先でしょう。
また、必要ならば送電網を売却するなど、やるべきことはあるはずです。
あれだけの事故を起こした張本人が、国民に甘えるなど許されません。