国会待機の実情

2016.07.16

国家公務員制度担当大臣として指示を出して、先の通常国会で、霞が関の国会待機の実態を調査しました。

各省庁が、どのような態勢で対応しているか

何時まで、国会待機を行っているか

答弁資料の作成に何人程度で対応しているか

等について、働き方改革を加速させる観点から実態把握を行いました。

霞が関の17省庁について、答弁資料を実際に作成する課を3つ選び、それに加えて省全体の国会業務の司令塔機能を果たす官房総務課と答弁を作成する課室の所属する局の筆頭課の5課について調査しました。

平成28年の通常国会の会期中、ふだんの対応状況と、実際に所管委員会質疑が行われた日の対応を4月と5月の2回にわたり、調べました。

全ての議員からの質問通告が出揃うのは、全省平均で20:41最も早い例で17:50
最も遅い例は24:30

通告を受けた質問について、担当課室の割り振りが確定するのが全省平均で22:40
最も早い例で18:50
最も遅い例は27:00

通告を受ける質問の数は、1日で全省平均49問
最も少ない省は0問
最も多い省は122問

勤務終了時刻(18:15)に、質問通告が出揃っていなければ省内全ての局に待機を掛けている省庁が10省庁。

7省庁は、「司令塔が必要とする局のみ待機」させている。

司令塔の判断によりその後の通告状況に応じ、待機を指示する局を縮小又は待機を解除している省庁は13省庁。

全ての局に待機させ続けている省庁が4省庁

さらに、省全体の司令塔からの解除指示がなくとも、各局の司令塔(或いは相当する部署)の判断により、必要に応じて局内での待機体制を縮小しているのが15局

指示を受けて待機した課のうち、実際に答弁作成に携わった課は30/42課(4月)、25/39課(5月)

待機人数合計に対して実際に答弁作成に関わった者の割合は、
44.5%(4月)、37.3%(5月)

「翌日に所管委員会がある日」は、調査対象となった部署だけでも、452人(4月)、491人(5月)が待機し、「普段」は237人が待機している。

現状では、国会待機がかかると帰宅できる時間が全く分からず、子育てや介護に携わる職員には大きな障害になります。

国会の日程の立て方、質問通告の締め切り時間、質問を受けた後の答弁の作成の仕方と上司の了承のもらい方等々、国会と霞が関の双方で仕事のやり方を改善する必要がありそうです。



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