神武天皇二千六百年式年祭
2016.04.06
「平成二十八年二月十九日
掌典長 楠本祐一
国務大臣 河野太郎殿
来る四月三日(日)神武天皇山陵及び皇霊殿において、神武天皇二千六百年式年祭の儀を行われますので、御参列の向きは、別紙により参集されますよう御案内申し上げます。
服装 モーニングコート、紋付羽織袴又はこれに相当するもの
なお、外套を着用の上、参列されて差し支えありません」
山陵の儀
天皇皇后両陛下行幸啓 御親祭
参列者は午前九時四十分までに神武天皇山陵休所に参集
(御退出予定時刻 午前十一時三十分ごろ)
皇霊殿の儀
天皇皇后両陛下御名代 御拝礼
参列者は午前九時四十分までに賢所参集所に参集
(御退出予定時刻 午前十時五十分ごろ)
祭儀における参列者の服装は次のとおりですので、念のため申し添えます。
モーニングコート (ベストは黒色)
ネクタイはシルバーグレイ(銀鼠色)のものが望ましい。
シルクハット、手袋、ポケットチーフは随意
紋付羽織袴
これらに相当するもの(制服等)
外套(着用の場合)は、黒色又は地味な色とし、マフラーは白色又は地味な色とする。毛皮は避けること。
神武天皇二千六百年式年祭の儀
皇霊殿の儀
午前九時、御殿を装飾する。
時刻、御扉を開く。この間、神楽歌を奏する。
次に神饌及び幣物を供する。 この間、神楽歌を奏する。
次に掌典長が祝詞を奏する。
次に参列の諸員が参進して幄舎に着床する。(午前九時五十分頃)
次に、親王、親王妃、内親王及び女王が参進して幄舎に着床される。
午前十時、天皇御名代として皇太子が参進され、拝礼の上、退下される。
次に皇后御名代として皇太子妃が参進され、拝礼の上、退下される。
次に、親王、親王妃、内親王、女王が拝礼の上、退下される。
次に諸員が拝礼の上、退下する。(午前十時五十分頃)
次に東游
次に幣物及び神饌を撤する。 この間、神楽歌を奏する。
次に御扉を閉じる。 この間、神楽歌を奏する。
次に各退下する。
当日、風邪気味で体調がよくありませんでしたが、インフルエンザではないということなので、モーニングを着て、参内しました。
半蔵門から賢所参集所へ車で行き、そこで大島衆議院議長以下、参集いたしました。
賢所へ行く時は雨が降っていましたので、傘をさして玉砂利を踏みながら、国務大臣は誕生日順に歩いていきました。
新嘗祭とはちょうど反対側に座りましたが、待っている間は雨が静かに降っていました。
賢所は緑に囲まれ、都会の音も聞こえず、静かな雨でした。
皇太子殿下が古式の服装で参進され、(白い布の向こう側に入られるので様子は見えませんが)、拝礼されて退下されました。
その後、雅子妃殿下がやはり古式の服装で参進され、(衣の裾を二人の女官が捧げ持たれていました)、拝礼後、退下されました。
八名の皇族が参列されましたが、皆様、雨儀で拝礼され、退下され、その後に旧皇族が拝礼され、衆議院議長、参議院議長、最高裁長官が拝礼後、国務大臣が誕生日順に拝礼します。
晴れていれば、皇霊殿の石段を登って拝礼するところ、雨なので雨儀ということで、玉砂利に敷かれた真菰を皇霊殿の石段の上に敷かれた真菰に見立てて拝礼しました。
真菰の前で一礼し、真菰の上にのって深く一礼、真菰から降りて一礼して参集所に歩いて戻りました。
そのまま、車で半蔵門から帰りました。風邪で熱も上がり、そのまま終日、寝ておりました。