やってみた
2015.12.29
東京の有明に広域防災拠点が整備されています。
首都直下地震などいざという時の防災の拠点となるように、オペレーションルームやヘリポート等が整備され、食料品や水が確保されています。
防災担当大臣を拝命してからこの拠点を視察しました。
設備は確かに素晴らしいのですが、レインボーブリッジ経由で行ったこともあり、やや遠いなと思いました。
緊急時に誰がこの拠点に緊急参集するかは決まっています。
しかし、実際に霞が関からこの拠点に行ってみるという訓練は行われていなかったようです。
そこで、実際に行ってみる訓練を指示しました。
もちろんいざという時は、自動車や地下鉄は動かないでしょうから徒歩または用意してあれば自転車での参集が条件です。
さらにいつ訓練やりますといえば、準備ができてしまうので、内閣府の防災部局では、抜き打ちでやることにしました。
霞が関のほかの省庁にももちろん参加をしてもらいました。
12月14日午後、内閣府の防災部局は抜き打ちで、その他、16府省は14日から18日までの間に、有明の丘広域防災拠点へ霞が関から徒歩または自転車で行ってもらいました。
霞が関から勝鬨橋経由、佃大橋経由、レインボーブリッジ経由の3ルートでしたが、勝鬨橋経由が道幅も広く、道順もわかりやすく、徒歩で平均96分、自転車で45分でした。
レインボーブリッジは歩道の入り口がわかりにくく迷う者がでたり、エレベータや自動ドアがあり、停電時には階段などを使う必要がありそうです。訓練では徒歩120分、自転車で66分。
佃大橋経由は徒歩115分、自転車で63分でした。
平成28年度中には環状2号線が一部開通する予定で、そうなると距離も短くなりそうです。
来年七月に公開される映画「シン・ゴジラ」のなかに有明のオペレーションルームが出てきます。
平時には映画の撮影などにも使用可能です。お尋ねは内閣府の防災部局まで。