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解散台風北上中
2014.11.13
永田町目指して超大型の解散台風1号が非常に速いスピードで北上している。
この台風が生まれたのは10月22日の午前らしい。
らしいというのは私はそのことに気がついていなかったから。しかし、若干のマスコミと私の友人の民主党議員は気がついていたようだ。
官房長官は、1日2回、記者会見をする。この日の午前中の記者会見で、菅長官は、総理は11月17日のGDPの速報値を見て消費税に関する判断をすると発言をした(らしい)。
それまでは、官房長官はずっと12月8日のGDPの確定値を見て判断すると言っていた。
つまり、国会の会期後に判断すると言い続けていたのが、会期中に消費税に関する判断をすると言い換えたのだ。
そういわれてみると、自民党の行革推進本部長として政府の財政健全化目標の来年度と2020年度のターゲットを達成するためにどうするか、財政の中長期推計に関する小委員会を立ち上げて議論していたのに、総理と官房長官が続けざまに国会答弁で、あれは国際公約ではないと発言したものだから、霞が関に向かって振り上げた拳で耳の後ろをかいたりしていた。
今日の無駄遣い撲滅プロジェクトの厚労省のヒアリングでも「そんなこと言っても選挙でしょ」的な対応が目立っていた。
内閣官房と内閣府のスリム化の提言のとりまとめや25日の理研の視察も日程的には厳しくなりつつある。
しかし、これまで自民党のムダボチームは、国交省の天下り組織がイカサマ入札をやったあげく道路の下の巨大な空洞を見逃していたということを確認するために、解散後に品川駅前の道路を深夜、掘り返させたりしている。
解散となると、大安または先勝に行うものなのだそうだ。だとすると11月の19日の大安か21日の先勝しかない。
19日の大安に解散するぞと表明し、21日の本会議で解散だ等と勝手に憶測しているマスコミもいる。
投票日は師走の21日か14日になるが21日では特別国会の召集が23日以降になるので、14日が投票日だともっぱら言われている。
23日の天皇誕生日の宮中行事に参議院議員だけしか参列できないのは失礼だということらしい。
国会の召集や組閣、選挙などという行事は、常に天皇陛下の御日程を念頭に置いて決められていく。宮中の日程は、国会の日程を驚くほど縛る。
明日は行革推進本部の総会を開き、内閣官房と内閣府のスリム化の議論をする。さらに水産庁予算についての議論も取りまとめに向けて進めていく。
風が吹こうが、台風が来ようが、行革推進本部はぎりぎりまで粘る。