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市民マラソンサミットin湘南
2014.03.26
湘南国際マラソン実行委員会が主催して、市民マラソンサミットin湘南を藤沢のJ:COM湘南で開催する。
東京、大阪、京都、奈良、いびがわ、小布施見に、つくばの各マラソンの関係者とこれから始まる金沢マラソンの関係者にお集まりいただき、朝日新聞、読売新聞、BS日本、横浜FM放送、SCN等メディア13社にも加わっていただく。
第一部は「地域とスポーツ」をテーマに、
真壁潔 湘南ベルマーレ社長
壁谷周介 横浜DeNAベイスターズ野球振興部長
西尾茂氏 朝日新聞出版
市河麻由美 セビリア世界陸上マラソン日本代表
山崎祐仁 NBブランドコミュニケーションチームマネジャ
瀧川一輝 神奈川陸協普及部長
栗原匡賢 大磯町副町長
がパネリスト。
第二部は「市民マラソンのあるべき姿」
井手裕彦 読売新聞大阪本社編集委員
早野忠昭 東京マラソンレースディレクター
中島靖弘 湘南ベルマーレトライアスロンヘッドコーチ
二宮雅也 文教大学専任講師
本多ゆみえ 東海大学医学部医師
中川勇 市民ランナー
河野太郎 湘南国際マラソン実行委員長
第二部では、市民マラソンの大会運営の課題や大会運営費の課題や理想とするマラソン大会などをテーマに話が進んだ。
湘南国際マラソンで、救護を担当する本多医師から、ランナーの医療情報を共有するデータバンクをつくれないかという提案があった。
市民マラソンに参加するランナーに「マイランナーナンバー」を割り振って、医療情報を載せ、事前に確実に健診を必要とするランナーの情報を各大会側が共有すれば、事故を減らすことができるだろう。
また、マイランナーナンバーに各ランナーのタイムを入れておけば、スタート時の順番を客観的に決めることができる。
一つのインフラになるかもしれない。
大会の運営費に関してもいろんな話が出た。
湘南国際マラソンは、税金を投入しないで、参加費とスポンサーシップだけで運営することを方針として第1回大会からやってきた。
三市二町にまたがる大会であるということもあるが、大会運営を税金に頼れば、自治体からの補助がなくなった時に大会運営ができなくなることを恐れた。
今回参加した市民マラソンは、多かれ少なかれ公金を投入して運営している。
しかし、関係者と話をすると、いずれ税金投入をやめて運営をしなければと思っているところが多い。あるいは京都のように、議会側から助成金の引き下げの検討を求められている大会もある。
そのためには参加費を増やすか、参加人数を増やすしかないのだが、道路の幅がネックになってこれ以上参加者を増やせない大会が多い。
受益者負担の原則から言えば、参加費を引き上げるべきだろう。
参加費を引き上げてもランナーを引き付けられる大会にするためにはどうしたらよいか、それが問題だ。
このマラソンブームはいつまでも続かないだろう。その時に生き残れる大会はどれか。
湘南国際もランナーに選ばれる大会を目指す。