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渋柿と質問主意書
2011.12.05
文科省に対して、質問主意書を作成する。
「スーパーコンピュータ「京」について問う。
日本のメーカーは、コスト高でもプロセッサに関しては独自路線を追及するべきなのか、インテル、AMDのプロセッサを使ってコストを下げるべきか、この京のプロジェクト開始時に、政府はどう考えていたのか。それはなぜか。
スパコン京の富士通による普及版は、東大への導入は決まったが、京大への導入はCRAYに負けた。富士通の独自プロセッサマシンにどの程度、国際競争力があると政府は考えているのか。政府はなぜ、そう考えるのか、その理由と裏付けとなるデータを示せ。
今回の京では、日本国内では量産しない独自路線のプロセッサを開発するために大型プロジェクトにしたが、そのために、これだけの公費を投入する意味が本当にあったと政府は考えているのか。それはなぜか。
この京という大型プロジェクトをやるよりも、もっと意味があったかもしれない予算額の小さなプロジェクトがあったのではないか。「京」のプロジェクトを他のどんなプロジェクトと比較して、これを選択したのか。比較したプロジェクトの内容を記せ。また、なぜ、それらのプロジェクトよりも「京」を選んだのか理由を記せ。
これまでの富士通、NECの路線の上での手直しのための大型プロジェクトよりも、スカラー、ベクターなどにもこだわらない、もっと実験的な全く新しい方式の設計の可能性を追求するようなプロジェクトの方が意味があったと政府は考えなかったのか。」
文科省がきちんと説明できなければ、引き続きの主意書を提出することになるが、国会は延長されるのだろうか。
日曜日は、長野県長野市の鬼無里地区と小川村で講演。テーマは、エネルギー問題とTPP、それと自民党の国会対応について。
昼食にはこの地域で取れた野菜やらをどっさりと、また、おやきもいただいておなかいっぱい。
鬼無里から小川村に山を越える時に、道の両側に柿がたくさんなっていたが、どうもあれは渋柿らしい。