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やる気あるのか財務省
2011.09.17
朝霞の公務員住宅に関して、財務省理財局を呼んで説明を求める。
説明を聞いて、開いた口がふさがらない。
PRE戦略に基づいて云々と説明をはじめるが、(PREはPublic Real Estateというものらしい)、その戦略に基づいた計画ができるのは今年の十二月だという。
つまり、PRE戦略云々は建前で、さっさと建てちまえということらしい。
朝霞は既に契約済みだから建てざるを得ないというが、契約解除をしている物件は他にある。だからそれもウソだ。
しかし、本当にあきれたのは、古いものを潰して、新しいところに集約することによって、公務員住宅を15%削減できますと課長が言ったこと。目が点になった。
民主党も自民党も10年でプライマリーバランスを実現するということを打ち出している。税収よりも借金が多いこの財政を、10年で単年度赤字を無くすといっているのだ。そのためには、血みどろの歳出削減が必要だ。
国家公務員の数も、相当に絞り込まなければプライマリーバランスの達成はできない。少なくとも公務員の総数は15%削減などという甘いものでは全くすまない。
公務員住宅などはそれよりもいっそう削減をしなければならなくなるだろう。
財務省は、そうしたことを考えているのか?
プライマリーバランスに一義的に責任を持つ財務省が、公務員住宅を15%削減するからなどという砂糖に蜂蜜かけてあんこをまぶしたようなことを言っていて、プライマリーバランスが実現するだろうか。
財務省の官僚は、今の日本の財政状況を本当に理解して仕事しているのか。
では、この10年に公務員の数をどれだけ削減するつもりかと尋ねると、課長は、それは私の仕事ではないと言い放った。
そのPRE戦略とやらを決めるのに、審議会に評論家やらなんやらを呼んで話を聞いてまとめましたなどというが、まずやるべきは、プライマリーバランスの達成のためには少なくともどれだけ公務員の数を削減しなくてはならないかということをまとめ、その次に、どれだけ公務員住宅を潰せばよいかを決めることだろう。
15%などという間の抜けた数字では済むはずがない。
財務省の課長がその程度の認識で、プライマリーバランスを達成できるはずがない。財務省は人事が止まっているうちに、腐り始めたようだ。
予算編成を財務省から引きはがし、官邸直轄にしなければだめだろう。