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ツィッターの弊害
2011.05.08
このところずっと原発問題のことを書いてきたので、たまには気分転換で...
僕にツィッターを勧めてくれた孫正義さんと食事をした時に、ツィッターを始めてから読む本の量が減りました、とツィッターの弊害を申し上げた。
ツィッター以前は、電車の待ち時間とか、会議が始まるまでの5分とかに本を開いて読んでいたが、ツィッターを始めてから、そうした時間はツィッターにとられるようになった。
結構、この数分の積み重ねが馬鹿にできない。
セオドア・ホワイトの"The Making of the President 1968"を読み始めたのだが、読み終わらない!
ジョン・ケネデイ対リチャード・ニクソンを描いた"1960"は、あっという間に読み終わったのだが。
1968年の大統領選挙は、リンドン・ジョンソンが引退を表明し、民主党はヒューバート・ハンフリー、ロバート・ケネディ、ユージン・マッカーシー、ジョージ・マクガバン、そしてエドワード・ケネディ。共和党がジョージ・ロムニー、リチャード・ニクソン、ネルソン・ロックフェラー、ジョン・リンゼイ、ロナルド・レーガン、ジョージ・ブッシュ、チャールズ・パーシィといろんなキャラクターの大統領候補が登場し、北ベトナムのテト攻勢、人種暴動、マッカーシー旋風やキング牧師とロバート・ケネディの暗殺、そしてシカゴの民主党大会での騒動と出来事も豊富で、おもしろいのだが、先月からずっとこの本を持ち歩きながらツィッターをやっている!
ここんところで買った本が積ん読になっているし(山内康一代議士お薦めの「楠田實日記」が半分残ってるし、細川首相の「内訟録」も拾い読みだし、村山斉の「宇宙は何でできているのか」と加藤陽子の「戦争の日本近現代史」はまるまる残っているし)、アマゾンで買った「いちご白書」と「DIVA」も見なきゃいけないんだが(「The West Wing」も残っている)、ツィッター時代になって、「昔の感覚で当然食べられると思って皿に取ったら胃が小さくなっていておなかが苦しくて食べきれないバイキング」みたいな状況になっている。
ということもあって、FACEBOOKのほうは手が回っておりません。友人とのプライベートなコミュニケーションのみに利用しております。いろいろとFACEBOOK上で声をかけていただいておりますが、お断りすることもあるかと思います。お許しください。
"1968"の中で当時の民主党を仕切る政治ボスのことを描いて
「Once, at one of Tammany's boisterous Fourth of July parties, when everyone else broke into voice singing "The Star-Spangled Banner," an associate noticed that Boss Croker was not singing, and asked why. "He doesn't want to commit himself," growled a crony.」
そうか、さしずめ今なら東電救済派の古い政治家とロバート・ケネディやユージン・マッカーシーのような国民に直接訴える新世代の戦いなのかもしれない。
あれ、やっぱり原発で終わった。