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2011.01.31

アフガニスタンのザブール県カラート市に八つの教室からなる小学校を建てるプロジェクトに日本から一千万円のODAが出ている。

平成十九年二月に始められたプロジェクトだが、同年五月には被供与団体から予定地の変更の要請を受け、さらにその後、その団体と連絡が取れなくなった。

大使館は治安上の問題を理由に現地の確認をせず、その後「第三者を通じて現況確認を試みたところ、同年十二月、本件に該当する施設は近隣に見あたらないとの情報を得た。」

平成二十三年一月現在、「被供与団体と連絡が取れない状況。治安上の理由から当館(大使館)による現地調査は困難な地域。」

こんな状況で、アフガニスタン支援がきちんとできるだろうか。むしろ、中近東支援に切り替えるべきではないか。

外務省が半年以上かけて提出した人間の安全保障無償資金協力に関する資料によると...

中国雲南省の小学校校舎建設 平成18年
「平成21年4月に行ったフォローアップ調査において問題を確認した。平成22年1月に教育局から送られてきた文書では宿舎整備の準備を行っているが実施時期は未定とのこと」

パキスタン パロチスタン州の小学校建設 平成17年
「平成18年11月、完成予定日の延期の依頼あり。大使館から報告書の提出を依頼するもその後回答なし。平成20年2月、文書にて報告書提出を再度依頼するも現在まで回答なし。平成22年11月大使館よりオフィスに連絡するもつながらず、現状が把握できない。」

ナイジェリア エド州職業技術訓練所建設 平成17年
「平成18年11月に工期延長申請がなされ、平成19年11月に案件の進捗状況報告書が出されたが、その中で工事が中断している旨の報告がなされた。平成20年4月以降、在ナイジェリア大使館より電話連絡したが、被供与団体との連絡は途絶えた。平成21年3月、館員を事務所所在地に派遣したが既に団体代表者は行方不明になっており、接触不能」

イラク サマワ市アスファルト舗装機材整備 平成17年7月
「納入業者が調達契約と異なるアスファルト製造機(イタリア製のはずがイラン製)を納入、ムサンナ県民生局長が受け取り拒否。プライムコート散布機、アスファルト舗装機、タールタンカーが実調達。平成22年7月25日、大使から大臣に対し、早期の解決について申し入れ。」

ODAに関しては、物事はス  ロ  モ  ー   シ   ョ   ン    で     う      ご      い       て         い          る      み         た         い      だ。



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