イケメンゲストスピーカーの講義
2010.09.01
朝八時、外資系企業のトップ三十人近くが集まった勉強会で、講演を頼まれる。
自民党を経済成長を目指す政党として再建しなければならないことや日韓をはじめFTAを推進しなければならないこと、外国人労働者の問題に関して、現在のように政府が見ないふりをしていてすむ話ではなく正面切って取り上げなければならないことなど等。
英語で三十分の講演と三十分の質疑応答。終わってから名刺交換をすると中には非常に日本語の上手な人もいる。
議員会館でウクライナの学生の訪問を受ける。ウクライナで三年間日本語を学び、二か月前に日本に来たそうだが、日本語で日本人の脳死に対する感覚について質問を受ける。
彼は、日本人の中に脳死を死としてとらえない人がいるのはなぜかを研究している。そして、彼の最大の疑問は生命倫理学者と呼ばれる人たちの中で脳死は死ではないと主張し、本を書いている人たちがいるが、全くその主張が論理的ではないのはなぜか。
彼の主張にうなづくところが多いが、それよりも日本語能力に驚いた。これが海外ではスタンダードなのかもしれない。日本の外国語教育、特に英語教育の貧困を何とかせねば。
正午から党本部で国防部会。
普天間代替基地の問題。海兵隊の使用するCH-46ヘリコプターはいずれ退役する。そして、現在のプランではその後継機はオスプレイしかない。だから普天間代替基地にはオスプレイが導入されることになるし、もっと言えば移設前の普天間基地にもオスプレイが導入される可能性はある。しかし、外務省はオスプレイに関しては知らぬ存ぜぬ。代替基地には間違いなく導入されるのだから、こちらから積極的に情報を取るべきだし、オスプレイの早期導入を要請するべきかどうかの検討をするべきだ。知らんぷりしている場合ではない。
さらにグァム協定に基づく日本からの融資について、米国側から返済できないという意見が出ている。融資は水道料金などを徴収してそれを原資に返済するということになっているのだが、水道料金を地元の自治体の収入に充てたいという首長が日本に返済することはできないなどとコメントしているようだ。米国政府の政府保証はつかない融資なので、返済が何らかの形で担保されなければ融資はできないということをはっきりさせる必要がある。
午後二時から麻布十番の讃岐会館で、三十人近い大学生とディスカッションする機会にめぐまれた。五時まで三時間、こちらからも少し話をして、質疑応答、グループに分かれてのディスカッションなど非常に有意義な時間だった。またぜひ声をかけてくださいとお願いし、法政大学院へ。
おっと、その前に大学院近くのなか卯で腹ごしらえ。これで3日連続の鴨つけそばだ。9月1日だがメニューは変わらないのか。
午後六時から大島幹事長の講義が始まる。約一時間話をしていただいて、三十分の質疑応答。内容は完全にオフレコ。
講義の後半は、2008年に与野党有志で書いたねじれ国会は異常事態ではないという論文をもとに、ねじれ国会にも対応できる国会運営のルールはどうあるべきかという内容。
湘南ライナーで帰宅。