民主主義の権利と義務

2010.07.12

民主党のオウンゴール三発で、シュートを一本も打てなかった自民党は負けずに済んだ。

世の中は別に自民党を勝たせたわけではない。しかし、自民党を見捨てはしなかった。ここが自民党の正念場だ。
人事も間髪入れず、臨時国会前にきちんとやるべきだ。9月の任期を待ってなどと悠長なことを言ってはいけない。

自民党は、「一番」を封じて信頼していただける政党になるために「一から」出直しますということが必要だ。

昨晩からマスコミは、新しい与党の枠組みはどうなるかと盛んに旧態依然とした議論をしている。
与党の出す法案を修正しないで数で通すというばかな議会からようやく一歩前進したというのに、マスコミの政治部の頭はそれについていけてない。

与党の法案は、野党が賛成するところまで修正されて、可決されるようになる。あるいは野党が納得しなければ否決されるだけだ。

野党もこの国の運営に重い責任を背負うことになる。

ようやくあたりまえの国会ができるようになる。

なぜかこの選挙中、メールで、候補者に×をつける投票も認めようとか、入れる人がいないから白票を入れるので白票の数も数えて云々という意見が多く寄せられた。

民主主義はそんなに甘いものではない。立候補している候補者はろくでもない、気に入らない、だから×、あるいは白票を入れよう、自分は安全なところで何もしない。そんな都合のいいことが通るわけはない。

民主主義には権利と義務がつきまとう。権利は選挙権であり、被選挙権だ。そして、義務も全く同様に選挙権であり、被選挙権だ。

手を挙げようとしている人間がろくでもないというならば、彼らに×をつけて非難するのではなく、自分が手を挙げる。それが民主主義だ。自分が手を挙げる覚悟も勇気もなくて、手を挙げた人間の悪口を言って事が済むほど世の中は甘くない。

手を挙げた人間がろくでもないならば、自分が手を挙げる。自分が手を挙げる覚悟と勇気がないならば、それを持って手を挙げた人間の中からベストを選ぶ。それが民主主義だ。

選挙権を持った国民、被選挙権を持った国民それぞれがフィールドに立っているプレイヤーだ。自分はPKを蹴らないけれど、外した奴の批判はする、では通らない。あいつはPK外しそうだというならば、自分が蹴ろうとするべきだ。



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