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質問時間ください!
2010.02.22
執行部が寝ることを決め、予算委員会空回しになるなかで、無駄遣い撲滅プロジェクトの省庁別ヒアリング。
僕と平事務局長、それに木原、石原、福田のオリジナルメンバーが参加してくれて、柴山昌彦、山本一太、小泉進次郎の三人が時間の合間に参加。
募集に応じてくれたボランティアの皆さんには、近々、説明会を開催し、協力体制をお願いする。
ふと気がつくと、ツィッターで:
「@TAIRAMASAAKI 省庁ヒアリング続行中。内閣府の説明に河野氏激怒。再説明に。。。 」
「@ichita_y 国土交通省の予算チェックが、行われている。先ほどまで、社会資本整備総合交付金(仮称)の創設に関して、河野太郎座長が厳しく突っ込んでいた。」
知らないうちに北風にされていた。
おーい、俺にもたまには太陽役をやらせてくれ!!
しかし、各省の政務三役は本当に査定したの?、というような予算が多い。
マニフェスト関連及び来年度の新規予算、増額予算のうち...
外務省
第三国定住による難民の受け入れ 9月に来日するミャンマー難民30人の定住事業六ヶ月分の予算が1億5000万円。一人半年500万円の定住予算。
内閣府
消費者委員会の運営費のうち、家賃が年間約一億円。17名の常勤職員で山王パークタワーに822平方メートルの事務所。広すぎるだろと突っ込むと消費者委員会を開催する会議室があります、と。年に何回会議を開くのと突っ込むと、月12回、1回2、3時間。月に36時間の会議のために山王パークタワーに事務所借りる?
沖縄の科学技術大学院大学は、相変わらず内容が詰まっていないのにもかかわらず、135億円と20億円の増額。なんでこれ、事業仕分けの対象にならないのと刷新会議に尋ねるも、なんででしょうか。
昨年我々の事業仕分けで主張した政治家と公務員(除く 自衛隊、警察、消防)に対する叙勲の廃止もあっさり反故にされ、ちゃんと政治家、公務員の叙勲予算が計上されている。これはいらないんじゃないの?
総務省
緑の分権改革調査事業、地域協働体構想検証事業、人材力活性化プログラム、官民連携型人材育成普及実証研究事業。これ、みんなモデル事業。財源が必要だというときに、数億円とはいえ、必要な事業ですか。
すごいのは、郵便事業における利用者利便の向上に係わる情報収集事業の郵便サービス水準の評価などに関する調査研究。800万円かけて、郵便が何日で届くかを毎年、調べる。しかも、入札して、委託先を決めて調査する。原口さん、これ、止めようよ。
地域コンテンツの海外展開に関する実証実験。地方の放送局が自治体と一緒になって物産や観光資源を紹介する番組を作り、海外の放送局に売り込むのを支援する。4億円。財政に余裕があればよいかもしれないが..。
こうした細かなものが総務省に合計1000億円。
国土交通省
社会資本整備総合交付金。
地方自治体にとって自由に使える交付金をというが、どれが優先順位が高いかを決めるのは国土交通省。しかもこれまでと同じ裏負担が必要なので、財政の悪い自治体はもらいにくく、財政の良いところは手を挙げやすい。裏負担の要らない、本当に自由に使える交付金にしたらどう?2兆2000億円。
地域交通・物流の革新を促す新たな低炭素実用車両の開発促進、自動車運送事業者によるCO2削減努力の評価手法・付加価値創出手法の開発、海上交通の低炭素化等総合事業の創設にそれぞれ、予算が2000万円、2000万円、1億円。
で、他方では、高速道路の18%を無料化して自動車バンバン走らせちゃう。そりゃ、CO2出るよ。
渋滞して時速20kmから30kmで走るとCO2が多く出るので早く走れれば炭酸ガスは減りますと言いながら、今回の無料化は、これまで渋滞していたところは対象から外しています!?
無料化でCO2削減できないよ。
これだけでも、マニフェストの財源を出そうとして予算をきちんと精査していないのではないかという強い疑いが出る。
で、自民党、誰も質問しないで予算委員会が流れていくならば、俺たちに時間ください!
応募してくださったボランティアの皆様、説明会の日時を近々にご連絡します。全員が来られる時間帯、場所はないものですから、日程のあわない方には個別にご説明します。
よろしくお願いします。