敗北の研究
2010.02.17
来日中のマレーシアのアーマド マスラン首相府副大臣に、一太さんと世耕さんと三人でお目にかかる。
http://twitpic.com/13kf31
彼はマレーシアの与党UMNOの情報部門の統括者でもあり、来日してなぜ日本の自民党が負けたのかを研究している。UMNOもマレーシア創立以来ずっと与党であるから、自民党の敗北は他人事ではないようだ。
僕は彼に、負けない研究も大事だが、負けたときにスムーズに政権交代ができるような準備はもっと大事だと伝えた。
なぜなら自民党もメキシコのPRIも東欧の共産党も、長期政権はいつか必ず終わる。それを先延ばしすることはできても未来永劫に先延ばしはできない。そのときの準備をしておくのはとても大切だとアドバイスする。
一度負けてもきちんと建て直しをすればよいし、それが国益につながる。
あまり納得してはもらえなかったようだが。