登記オンラインシステム

2009.10.29

登記オンラインの新システムについて、法務省民事局が早速対応してくれた。

しかし、この新システムについて、法務省や司法書士会の中にも誤解があった。

新しいシステムには、登記申請を行うシステムとウェブ上で証明書の請求を行うシステムがある。この登記申請を行うシステムがXML連携方式とウェブサービス連携方式にわかれる。このウェブサービス連携方式とウェブ上で証明書の請求を行うシステムを同じものと勘違いしている人がかなりいる。

オンライン申請を頻繁に行う司法書士は、このウェブサービス連携方式を使うことになる。XML連携方式では、現状と対して変わらないサービスしか提供されないので、大量のオンライン申請をするには不十分だ。

そこで、新システムが再来年の二月十四日(バレンタインデー)から運用が開始される前に、ウェブサービス連携方式に対応する民間のアプリケーションのテストが終了していなければならない。
ところが、法務省の最初の案では、先にもう一つの方式のテストを行って、ウェブアプリケーション連携方式のテストは後回しになるところだった。これでは大量にオンライン申請を行う司法書士は、現行システムからまずXML連携方式に移行し、さらにウェブサービス連携方式に移行しなければならない。
ということで、インターフェースを早く民間に公開することとテストの時期を前倒しにして新システム開始に間に合うようにすることになった。

ではXML連携方式は必要なのだろうか。
XML連携方式でできる機能はウェブサービス連携方式ですべてカバーされる。ウェブサービス連携方式だけでなくXML連携方式もやるとなると、法務省側で申請用総合ソフトを用意しなければならない。
本当にそれが必要だろうか。
本当にニーズがあれば、民間企業が申請用総合ソフトに該当するシステムも開発するだろう。法務省がやるべきなのは、オンライン申請システムをバージョンアップし、インターフェースの情報を早く民間に公開することだ。
自民党の無駄遣い撲滅チームとしてはこれもテーマに取り上げていきたい。

登記識別情報のシールがはがれなくなる問題は深刻だ。法務省の課長も自分の土地の識別情報のシールをはがそうかどうしようか迷っている。
桐のすかしがシールに引っかかり、そこが問題になるので用紙を変更して対応するという。法務省は、これまでの用紙は登記事項証明書の発行につかうので無駄にはならないと説明するが...。
登記識別情報そのものをどうするかの議論は、司法書士会の体制変更と共に聞かれなくなった。



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