滲み出る「真実」

2008.03.05

メディアが京都議定書未達の件で、環境省の幹部クラスに確認したところ、さまざまなリアクションがあるようだ。

一番ひどいのは、いや、一億トンというのは既定路線です、とまだ言っているやつで、じゃあ、政審の場で局長が嘘をついたのかということになる。(京都メカニズムの二千万トンを五年で一億トンといえないこともないが、それでは、議定書目標未達なので税金投入の理解をいただけるようにしっかり広報するという局長答弁とは食い違ってくる!)

別な幹部は、政府が目標達成できますと強弁しておいて、サミット直前の6月の見直しで環境省がやっぱり目標達成はできませんというとインパクトがでかいので、今から、やっぱりだめですということをにじみ出す...。
そんなもん、京都議定書の目標達成できないなんて、二年前からちまたにあふれ出ている!!

経産省が盛んに宣伝している自主行動計画の目標引き上げとやらもすでに達成された目標ばかりで、なかにはその目標だと排出量が増やせるというものまで...。
目標の引き上げは毎年できるようにしようとしている業界もあるようで、しかも経産省も知ってのことだと怒る環境省幹部も。

だからインチキはやめて、きちんと対応するべきではないか。

こんないい加減な政府の対応のあとで、やはり目標達成はできないので、税金で排出権という紙切れを一枚買ってきますなどということは、納税者の理解を得られない。
だって、ン兆円という額になる可能性もあるのだから。
それならば議定書脱退という声が強まってもおかしくはない。

6月にだめですというならば、今、できないというべきではないですか、鴨下大臣!?

ちなみに、昨日の政審では、電力会社が買ってくる排出権については、電力会社の責任でやるべきもので、消費者に転嫁されることがないようにという注意付きでの承認だ。
きちんと電力会社が自分の責任で対処するかどうかを見守りたい。

いよいよ百人を超えた「年金制度を抜本的に考える会」(ちなみに保険料方式の天守閣といわれていた津島代議士にもご入会いただきました!)に、官邸に説明に来いとの指令が総理から。

大挙していこうとしたが、そんなに大勢で来るなということだったので、残念ながら、数人で。
総理は非常によく理解しておられ、移行措置をどうするのか、組織はどんな感じになるのかなどかなり具体的なつっこんだ質問があった。

どこかで社会保障国民会議にも来て、説明して欲しいという要請もあり、こちらとしては、ぜひともお願いします。

最後に総理から、この案、パクッてもいい、とたずねられ、著作権付きで差し上げます。

年金に関しては、完全に潮目が変わってきた



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