不埒な増税
2007.11.21
08:30 来日中のニュージーランドのパワー議員との朝食会。
10:00 登記オンラインPT
法務省2010年4月1日衆議院予算委員会議事録よりのオンライン促進策の来年一月十五日導入開始決定。
法務省が、次回のPTで、法務省が面子をかけて達成を期する目標数値を発表すると宣言。
単に政省令の改正をしましたで終わらせず、自らが責任を持ってオンライン利用率を上げていこうという法務省の姿勢は非常に高く評価できる。
ただ、現在の甲号のオンライン利用率は0.02%だから(2%ではない!)、どういう数値を目標として掲げるか、しかも面子をかけて掲げるかというのは、なかなか興味深い。
まさか最初の半年で0.05%にしますなどというレベルの数字が出てきたりはしないだろうね。
11:30 民主党の細野代議士がふらってやってきてお茶を飲んでいく。
12:00 日本復活プロジェクトの財政再建提言発表。
党内の増税チームと真っ向からぶつかる提言をだす。今週の週刊エコノミストにも試算の前提を少し変えただけで将来予測が大幅に変わるというレポートが報じられているが、まず安易な増税ありきでは財政再建はできない。
今、政治がやるべきなのは、財務省にそそのかされて「勇気を持って増税を」などと振り付け通りにしゃべるのではなく、勇気を持って歳出削減を実行することだ。
年金の抜本的改革もやらずに、社会保障目的に消費税増税といってもダメだ。
僕は、基礎年金をやるために消費税の税率は3%は引き上げなくてはならないと訴えてきたが、漠然とした社会保障目的税などは論外と言わざるをえない。
12:30 内閣府からADRに関するレク。
13:00 党大会運動方針案起草委員会。
あんなセレモニーだけの党大会に興味を持ったことなどないので黙ってやり過ごそうと思ったが、提案された案があまりに事なかれ主義的なものだったので、つい、発言する。
言ってしまった以上、やらなければ。
14:00 取材。モニカとティナの日英の議員のキャリアパスの研究をあるメディアが興味を持ってくれている。
ティナの英語でのレポートを和訳することも考えなければ。
彼女の長文のレポートを短くして、海外の雑誌に送ってみることに。
14:30 外部の専門家とマルチメディア局スタッフとSiteBに関する打ち合わせ。
15:30 公正取引委員会と打ち合わせ。
16:00 ドラッグラグ(医薬品の承認の遅れ)は有名になってきたが、日本国内のデバイスラグ(医療機器の承認の遅れ)も相当深刻のようだ。
デバイスは開発の期間も短いがその果実を享受できる期間も短いということで、承認が遅れることにより、世代的に古いデバイスが日本国内で使われることが多く、また、日本には導入されない機種も増えている。
例えばステントなどは、日本で使われているものは1990年代の古いタイプが多く、最新のタイプはなかなか日本には入っていないそうだ。
MRIやCTなども、人口あたりの台数は非常に多いが(アメリカの三倍)、機能や能力は最新のものと比べると明確に劣っている旧式のものが多いそうだ。
デバイスの専門家からレクを受ける。
ちなみにデバイスというとMRIなんかだけでなく、ガーゼなんかまでも含まれるそうだ。
16:30 教育に関する勉強会。
18:30 EU大使公邸でレセプション
EU visiting Programに参加したメンバーのレセプション。僕がこのEUVPに参加して、ブラッセルとロンドンを訪問してからもう十年が経つ。
昨年は、柴山代議士と田村耕太郎参議院議員が招待されている。
半蔵門に駆け付けて、山口俊一代議士のパーティに顔を出す。
飯田橋のトッパンホールで、韓国国際交流財団東京事務所開設を祝うパンソリの公演とその後の懇親会に出席。
宿舎で、大量の資料に目を通す。ちょっと貯めすぎ。