エコハウスのマニュアル
2007.08.30
現職の環境省の官房長が書いた新書「エコハウス私論」を一気に読む。
環境省の小林光官房長が自宅にフルコースのエコハウスを建てた経緯を全てさらけ出した、読み物としてもおもしろいし、エコハウスを建てようという人にはこれ以上ない参考書である。
家を建てるまでの親子の話し合いから地主、近隣との交渉、建築にかかった費用、エコハウスにして節約できる経費など、ここまで書くかというほど丁寧に書かれている。
この本を読むと、政府が縦割りで人を採用し、人事をやっている弊害が浮き彫りになる。政府としては京都議定書のために小林光氏を国土交通省に異動させ、建築基準法の全面改定の指揮を執らせるべきである。
そういうこともやらずに2050年のことをとやかく言ってみたりしても始まらない。
「エコハウス私論」小林光 ソトコト新書 762円+税
今年の予算書やら何書やら資料を山積みにして、格闘する。
年金保険料の流用約2000億円のうち、約1000億円はレガシーシステムの更新に使われていることになるだろう。この分の保険料流用は正当化できない。
保険料流用分のうち、個人一人ひとりに対する年金関連のサービスを提供するために必要なのは約360億円と見込まれる。
そこまでは保険料から充当することは正当化されるだろう。
360億円>民主党案(流用禁止)>2000億円
という選択順になる。
(360億円は概算なので、厳密に資料をもらって調べていけば変動する可能性はあるが、1000億円を超えることはない。)
日本の司法制度に対する信頼を根本から揺るがすようなスキャンダルが生じようとしている。
引き継ぎのミスです、では済まないことだ。
しかし、感度の鈍さには驚く。
登記オンラインにしろ、外国人研修生問題にしろ、この問題にしろ、大臣以下が変わったとたんに気に入らないことは全てお釈迦にする役所の傲慢さと戦い続けなければならない。
それにしても登記オンラインや研修生問題でのマスコミの対応ぶり、いや、対応しなさぶりには驚く。