臓器移植法改正案、審議入り
2007.06.20
大分県に参議院選挙の応援。
飛行場から車を飛ばして大分市の西のはずれで候補予定者と一緒に街頭演説を二カ所。
その後、車をまた飛ばして大分市の東部の二カ所の公民館でそれぞれの地区の決起大会。
年金一色で選挙戦が盛り上がりませんというので、二十五分間ずつ年金の話だけする。
いやあ、良かった、すごくわかりやすかった。あれをまた大分にきてもらってやってもらえると助かるな、と結構、評価をいただいた。
ポイントは、民主党が言っていることは、河野太郎が十年前から言っていることと同じだということ。しかし、小沢民主党になって消費税を財源にして基礎年金をやるが消費税は上げないなどと言い出したが、それは全くの嘘っぱちだ。
年金番号が消えたの何のと不安を煽る一方で、制度論に関しては全く成り立たない話をしているのは年金制度に対する信頼をぶちこわしているにすぎない。
だから民主党のなかで年金問題をまじめにやってきた古川元久議員などは公然と、自分はゲリラだと言っている。つまり小沢強権政治に対してゲリラ戦を戦う民主党内年金義勇軍なのだ。
決起大会終了後、飛行機がないので大分市選出の県議、市議、財界の方々と焼き肉を食べながら意見交換。さらに比例代表はどうするのかという本音と悩みを聞かせていただく。
霧で空港まで高速道路が使えないので朝六時半にホテルを出て一般道路で空港へ。帰京。
ヨーロッパの某国大使と昼食。
議長不信任案が出されてという説明をしているときに、to tableという動詞を使ったが、to tableはイギリスでは提案するだが、アメリカ英語では引っ込めるということになるので、あれ、アメリカに赴任していらっしゃいましたっけと確認。
(イギリス英語では議案を提出するときに議会にあるテーブルに議案をおくのでto tableというと提案するになるが、アメリカ英語では手に持っている議案をあきらめてテーブルに置くのでto tableと言うと議案をあきらめる、引っ込めるということになるとかつてシェルビー下院議員の首席補佐官に教わった)
本会議は衆議院議長不信任案。
小池百合子補佐官と、不信任を通して、本会議もノーネクタイでできるようにしちゃいましょうなどと冗談を言っていたが、鈴木恒夫代議士の不信任案に対する反対討論はすさまじく、ちょっと感動的であった。
共産党が不信任案の提出に同調していないということにふれ、さすが共産党だと、共産党を持ち上げたところでは、共産党の議員が驚いていた。
今の自民党から河野洋平以上に野党よりの議長が選出されるとはとても思えないので、この不信任案は野党の自爆テロとしか思えない。
議長の不信任案を出しておいて民主党の小沢一郎代表は、今日も本会議を欠席。
投票漏れはございませんか。オオザワイチロウくーん。
鈴木恒夫代議士は、党首の小沢一郎がいないじゃないかと席を指さして演説のなかで激高する。民主党は党首を呼び捨てにしたのはけしからんと文句を言っていたが。
鈴木恒夫代議士の反対討論と比べて、民主党の賛成討論は原稿棒読み、少数野党を少数与党と読み間違えたり、やる気なさがただよう。
この審議はもちろん議長ではなく、横路副議長が議長席で采配をふるうのだが、不信任案が否決されると、それでは議長に席を譲ります。
後ろのドアが開いて議長が入ってきて、大きな拍手の中、議長席につく。
そこで一言。
本日はこれにて散会します。大爆笑。
その後、厚生労働委員会。
理事会が開かれ、委員会が開かれ、臓器移植法の改正案の趣旨説明。そして小委員会が設置される。
これで審議入りか?
もし野党が小委員会の名簿を出してれば。
野党が拒否すると慣例に従って桜田委員長が委員をアイウエオ順に指名することになる。