いいことと悪いこと

2006.11.16

今日はいいことと悪いことがあった。
まず、いいことは今日から教育問題の研究会スタート。
教育基本法などにあんまり興味がなく、教育そのものを改善するのにはどうしたらよいかという観点からの勉強会。
事務局長が選んだ課題図書が二冊あったが、一冊は論理的で非常に納得できる。もう一冊はそれと反対でなんだかなあ、と思っていたら勉強会のメンバーの大半が同じ意見。
結構、いいスタンスで勉強会ができそうだ。

悪いことの一つ目は、どこかのマスコミが河野太郎が教育基本法の採決に反対したなどとデマ流すから、あちこちからその取材。
反対するほどの興味もなかったというのが本音。
ただ、もともと11条の基本法が、たしか18条ぐらいになったのだが、増えた7条分は、文部省の権限を増殖させるような計画づくりをさせるような条文。それでよいのかというご指摘をいただく。
野党も、愛国心だのいじめだの未履修だのばっかりだし。

もう一つ腹が立ったのは今日の朝の経済産業部会。
まず、環境税に関して、経済産業省が環境省との内輪もめをそのまま部会に持ってくる。しかも、環境税に反対する業界団体をずらりと並べて、陳情させる。
このままいけば京都議定書の目標達成は難しい。ロシアに多額の金を払って排出権を買うという選択をするのか、議定書から脱退するのかということになりかねないのに、担当する役所の一つが国益を考えず、自分の役所のことだけを考える。
まず、政府でどうやって議定書の目標を達成するのかという考え方を統一し、それを外に出すべきだ。政府案もなく、ただ、ただ役所の利益を守るために与党を利用する。利用される方もされる方だけど。
経済産業省に、役所のことだけ考えるのではなく、国のことを考えて政府の統一した考えを持ってくるべきだと主張すると、なんと今度は部会長が、最近は環境省と経産省も昔と違って協調していますなどと..。そうじゃないだろ。そんな建前をいっている時は終わっている。
さらにその後、道路特定財源に関して、業界団体から一般財源化反対の主張を言わせて、経産省もこれから考え方をまとめます、などと役所がいけしゃあしゃあとほざく。
業界と役所が一体となって、さらに族議員がそれに乗っかって、一般財源化反対を訴えるという構図を作りに来ただけじゃないか。
ぶちきれそうになったが、消費税を上げずに財政を均衡させようとするならば、支出を徹底的に切りつめるか、特定財源を一般財源化し、優先順位の高いものに 充てていく必要がある。外に向かって消費税引き上げは最小限にと言っておきながら、道路特定財源を一般財源化することに反対するようなことをよもや言う議 員はいないだろうと発言する。
同期の代議士が、太郎ちゃんの言うとおりだ、この部会は議員がこび売りに来ているだけだ、と。そう、こういう部会をやっていると自民党の議員が腐っていく。



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