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みのもんた的週末の過ごし方
2006.11.05
金曜日のフットサル大会の後、朝まで生テレビで、徹夜する。
さらにサタズバへ。
(みのもんたさんの番組は、平日は朝ズバだが、土曜日は略称はサタズバでも本名サタデーずばっとで、番組の名前は似ているがスタジオからスタッフから全てまったく別な番組。サタズバのスタッフは、こっちが先でサタズバがなければ朝ズバはなかったとプライドを持っている。)
みのさんに、河野さんタフだねえと感心されるが、どう考えてもこれに近いことを毎日やっているみのさんのほうがすごい。
ちょっと朝寝して、テレビタックルの収録。
舛添参議院議員とご一緒だったが、VTRに片山さつき代議士が映るたびにほのぼのとしたコメントをされていた。さらに誰かが「片山さんが」といい出すと片山どっちよと突っ込んでいた(虎之助かさつきかって)。
日曜日は早稲田祭で与野党6人によるシンポジウムでパネリストを務める。
北朝鮮に対するPNND(Parliamentary Network for Nuclear Disarmament)の日本支部の声明文とPNND全体の声明を調整する。
「核燃料サイクル20年の真実」という再処理推進の本を見つけるが、ここでいう「核燃料サイクル」とは「プルトニウムを取り出し軽水炉で燃やすサイクル」のことらしい!?
敗戦処理サイクルが確立されれば、「それだけ化石燃料依存を減らすことができる」と主張するが、天然ウランの使用量が一割減るだけだということにはまったく触れていない。それに数十兆円突っ込むことの経済性にも触れていないし。
さらに再処理は「核拡散のリスクを摘むという点。原子力発電はウラン燃料を燃やすことで同時にプルトニウムを生成する。再処理をしようとしまいと、プルト ニウムは生まれる。」使用済み核燃料の状態で貯蔵する方が、再処理してプルトニウムを単独で取り出すよりも対テロという観点からは安全だ。核拡散のリスク を考えるならば再処理しない方が良い。プルトニウムは燃焼できるのならば燃焼した方がよいというが、MOX燃料の使用済み燃料は再処理しないのだ。できる なら再処理というならば、なぜMOXはやらないことにしているのか。
「原子力の最大の課題である最終処分場と関係する」再処理した方が処分によいかどうかはもう少し詰める必要があるし、だいたい最終処分場そのもののめどが立っていない。
「再処理をするかしないかという議論には決着がついている」。うんにゃ、とんでもない。まったく決着はしていない。