2005年2月24日号

2005.02.24

朝の財務金融部会。
偽造カード対策の小委員会設置が決まる。僕の選挙区で立件第一号が出たぐらいだから、僕も小委員会のメンバーに入る。江崎洋一郎代議士がリーダー。

生保のセーフティネットが今日の部会のメインテーマ。
生命保険会社が破綻したときに、3%より高い予定利率の契約を高予定利率契約と呼び、それ以下の予定利率の契約と区別し、補償率を下げるという金融庁の提案に反対する。
3%というのは全く恣意的なラインであり、契約者にはなんの瑕疵もないにもかかわらず、そのラインのどちらかにいるかで扱いが変わるのは全く合理性がない。契約というものを小馬鹿にしている。
金融庁は、保険契約者保護機構には他の保険会社と契約している契約者の保険料も入っているのだからなどと言うが、銀行と違って生命保険会社にはシステミックリスクのおそれもなければ、決済が滞ることもないので、極端なことを言えば、他の契約者の保険料を使って破綻会社の責任準備金をかさ上げする必要などない。
機構からの資金投入を一定額に抑え、破綻会社との保険契約に対する責任準備金を逆算すればよいだけだ。
尾身代議士が、河野の言っているのが正論だと援護射撃をしてくださる。

ニッポン放送の買収問題に関し、商法改正にもとばっちりが来ている。経団連が及び腰になってきているようだ。
もともと今の日本のマスコミは、ガバナンスに問題があるところが多いのが問題なのだ。
今回のポイズンピルは、正当なポイズンピル(?)が聞いたら怒るようなもので、アメリカでは、デラウェアの判決で、資本調達という目的も達しないものとして認められなかったそうだ。(さすがに塩崎恭久、情報が早い!)



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