2004年12月21日号

2004.12.21

あるところで、ある事件が起きて、人がすごく困った。
そりゃ、運が悪いといえばそれまでなのだが、当事者は大変だ。
で、これを何とかできないものかと関連する役所にたずねた。
その役所と内閣官房が来て、開口一番、どうにもなりませんね、なんとなれば最高裁の判決で云々...。
さらに追い打ちをかけるように、なんでその自治体が先になんかやらないのか、とのたもう。このくそったれめ、もともとこの悲劇は国が起こしたものじゃないか。
意味のないやりとりが延々続いていると、役所の担当者がぽつんと一言、じつはこういう方法を使えば、費用がほとんどかからずに問題を除去することができます。
なんだ、解決策があるじゃないか!
最高裁の判決がどうの、国より自治体が先にやれだの、困った人は社会みんなで救うべきだの、理屈をこねるよりも何で解決策があることを言ってくれないのか?
我々内閣官房は各省庁の調整役だから、困った人と直接には向き合いませんと言い放ったあの官僚の顔は忘れまい。



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