2004年12月23日号
2004.12.23
「天皇皇后両陛下には来る十二月二十三日宮中において御催しの天皇誕生日宴会にお招きになりますのでご案内申し上げます
平成十六年十二月三日 宮内庁長官 湯浅利夫
衆議院議員 河野太郎殿
同 令夫人」
宴会の際
天皇皇后両陛下がお出ましの時 一同起立
天皇陛下がお言葉をお述べになる時 一同着席のまま
内閣総理大臣が祝詞を述べる時 一同着席のまま
代表者が杯を挙げる時 一同起立
天皇皇后両陛下が御退出の時 一同起立
メニュー
一、汁物 白味噌 巻鯉 柚子
一、作身 鮃 松笠烏賊 からすみ 白髪大根 打胡瓜 防風 紅蓼 花山葵
一、取肴 日の出蒲鉾 松風焼若鶏 鶴亀羹
一、焼物 塩焼姿鯛 阿茶羅菊蕪 酢取生姜
一、温物 茶碗蒸 鰻 銀杏 薄打筍 菠薐草
一、加薬飯 鯛曽保呂 椎茸 干瓢 筍 錦糸玉子 紅生姜
一、温酒
これに九重饅がお土産につきます。
乾杯の時の盃は頂いて帰ります。
メニューから総理のお祝いの言葉まで昨年と一緒。
皇太子妃殿下はご欠席でした。
以下、前回出席した時の記録を写します。(内容も同じなので)解説しますと、まず汁物。どろどろの白味噌の汁物です。具は鯉だけです。鯉は、はものように包丁が入れられて、骨も感じず、ばくっと食べられます。宴会で食べます。おかわりはありません。
作身。鮃のお刺身が結構な分量で盛られています。さらに白髪大根が山の様に盛られています。宴会で食べます。おかわりはありません。
取肴。これは宴会では手をつけず、折に詰めて持ち帰ります。
焼物。これも宴会では手をつけず、折に詰めて持ち帰ります。
温物。茶碗蒸しに鰻、銀杏などがたっぷり入っています。宴会で食べます。おかわりはありません。
加薬飯。宴会で一杯目を食べます。すると、おかわりが入った茶碗を持ってきて下さいますので、それは、折に詰めて持ち帰ります。
(私は今年も間違えて二杯目も食べてしまいました。)
温酒。飲めない私には、これがくせ者です。これを飲み干さないと盃を頂いて帰れません。しかし、飲み干すとすぐに銀の入れ物から注がれてしまうので、少し残しておきます。
これにお茶が出ます。
退出する時は、盃を入れた箱と九重饅が入った箱と折りを頂き、白いきれで包んで退出します。