2004年11月4日号

2004.11.04

東京国際映画祭で監督賞を受賞した韓国のイム・チャンサン監督と映画祭の期間中に対談をした。
イム監督の「大統領の理髪師」という映画の試写を見せてもらったが、韓国の朴政権のことを描いた映画で、韓国でもあの時代のことをこうやって表現できるようになったんだ、へぇーっという感じがした映画だった。監督自身が書いたというシナリオが抜群にすばらしく、お薦めの映画だ。「閣下、髪が伸びたらまた来ます」という主人公の床屋さんの一言がおかしくて、監督にその場面のことを話したら、監督もそこが気に入っているらしい。韓国でもそこが一番笑いを取ったところらしく、ユーモアは万国共通のようだ。
映画の中で拷問のシーンがあるが、ご自身も拷問を受けた経験がある韓国の有力な政治家が、そのシーンを見ると胸がちくちくと痛むと言われたのを聞いて、韓国の政治家の経験の厳しさに思いをはせる。
クロージングセレモニーの前に上映されたスピルバーグ監督の「ターミナル」を見ながら、撮影のために飛行場のターミナルビルを丸ごと一つ作ってしまうハリウッドの凄さに圧倒される。
日本の映画産業にも転機が訪れるだろうか。

在京のイスラエル大使とアラファト議長の容態やガザの入植地の撤退に関するイスラエル政治の動きなどについて意見交換をする。
僕はロードマップのような先が見えないものから、ジュネーブ合意のように着地点がはっきりしたものへの戦略変更が必要ではないかと持論を申し上げる。

第十二回「日中懇談会」のレセプションに出席した後、朝日ニュースターで、山本一太さんがホストをする番組で五十分間、核燃料サイクルについて二人で話した。
六ヶ所の再処理工場のウラン試験突入は回避しなければ。



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