2004年10月8日号

2004.10.08

自民党宮城県連のお招きで仙台へ。
自民党の県議団の勉強会の講師を務める。自民党宮城県議団はむちゃくちゃすごかった。
自民党宮城県連は、東北のどこかの県連とは全く違って、極めてまともなエネルギー政策の議論をしている。国に先駆けて、自然エネルギーの買い取りの努力規定を設けた条令を制定し、しかも、その条令の前文に本当だったら原子力発電はいずれ廃止すると書き込みたかったと政調会長以下がくやしがっている。
国はもう少しまともにエネルギー政策の議論をして、再生可能エネルギーの買い取りを義務づけた法律を早く制定しろとハッパを掛けられる。
日本全国のあらゆる風力発電所を訪問し、ドイツをはじめ諸外国の再生可能エネルギーの状況をつぶさに見て、極めて先進的な議論をしている。
今日は、自然エネルギーの話と同時に、いかに核燃サイクルがいい加減な理屈の上に成り立っているかについて熱弁をふるった。
自民党の未来の一端を仙台で見た。

この夏にシリアのダマスカスで開催したJALNがものすごい反応を見せている。
まず、うちのスタッフのアリがレバノンの大統領に呼ばれ、なぜJALNがレバノンで行われなかったのかと問いつめられた(レバノンの憲法改正論争の真っ最中にもかかわらず!)。
こちら側から、昨年からの国会議長とのいきさつを話したところ、次の日に大統領と国会議長の間でものすごいやりとりがあったそうな。
ラフード大統領から、次回こそレバノンでとの強い要望を頂いたが次回は東京と確定している。その次は既にヨルダンが名乗りを挙げて、アカバで開催したいと具体的に準備をしている。
UAEをはじめ、湾岸諸国からも熱心なアプローチが続いている。
中東の日本に対する期待の高さを再認識するとともに、JALNが成功だったことを改めて感じる。
ちなみに前々回ベイルートを訪問した時にお目にかかった閣僚の一人の車に爆弾が仕掛けられ(アリの家の隣らしい)、本人はすんでのところで助かったものの、ボディガードが亡くなった。レバノンは一気に不安定化しつつある。

森派で流行っているという小話。
森派の参議院議員が三人中東で誘拐された。(まさかJALNではないと思うが)
テロリストは三人に銃を突きつけ、メモに書かれていることをテレビカメラの前で大声で読み上げれば釈放すると言った。
最初に世耕参議院議員がメモを見せられ「小泉首相のバカヤロー」と大声で叫んで釈放された。
次に小林温参議院議員がメモを見ながら「森前首相のくそったれ」と叫んで釈放された。
三人目の山本一太参議院議員はメモを突きつけられたが「オレはこんなのは読まない」と拒否し続け、とうとう射殺された。
そのメモには「青木参議院会長バンザイ」と書いてあった。

この小話が橋本派に伝わって、もう一つオチが加わったそうだ。
「そしてそのテロリストは射殺した後、『手続きは正当だがね』と一言。」



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