2004年6月3日号
2004.06.03
会議はいよいよ閣僚レベルに入り、夕方からは政治宣言の文章の議論が行われる。
日本政府の代表団はまったく発言がない。初日の発言以来、日本政府は発言しない、何をしに来ているのかと日本のNGOからは非難の声があがる。
日本政府の代表団だけは会場で提供される英、仏、独等の同時通訳の他に自前で日本語の同時通訳者を会場に入れて、英語から日本語に通訳をさせている。この状況では仮に発言をする意思があってもその場での発言は出来ないだろう。原稿を用意してきて読み上げることは出来ても、会議の流れに乗って発言するというつもりは最初からないようだ。
せめて国際会議に出すメンバーに、英語で発言できる人間を入れておくべきではないか。
今回は、経産省もおつきあいましたというだけのアリバイづくりの会議だったようだ。
国会議員会議も無事終わり、しばしリフレッシュ。午後は各国の国会議員と意見交換。ドイツ、ウガンダ、EU議会(選挙はどうするのだろうか?)、オーストラリア、チリ、トルコ、コンゴ、ベトナム、エジプト、バングラデシュ、イタリア等々。
国際会議は会議場の中よりも外のほうがおもしろい。
オーストラリアの議員から、なぜ日本企業はオーストラリアに最新のエアコンを輸出してくれないのかと問い合わせ。安いが効率の悪い旧式の機種がオーストラリアに輸出されているのだそうだ。日本で売っているものと同じものがほしいのだがどうすればよいのか、と。ランニングコストを考えればそちらの方が安いし、ピークカットにも必要だそうだ。
夜はGLOBEの夕食会の予定が、参加者が小杉代議士と僕の二人だけになってしまい、同じ場所で夕食会をしていたe-Parliamentと合同夕食会に切り替わる。GLOBEの力にもややかげりが見えてきたか。
トリッテン環境大臣主催のレセプションに夜十時から参加。そこから流れて、お世話になった日本のNGOのメンバーとマーケットのバーで打ち上げ。
明日は帰国。