2004年4月28日号
2004.04.28
閣僚の年金の未納が話題になっていますが、大臣などの役職に就いた時からの未納が多いようです。
僕が総務政務官に就任した時に、健康保険を切り替えますからと言われ、健康保険は共済に切り替わりました。
しかし、年金は共済には切り替わりません。てっきり年金も共済に切り替わると思っていたので、あわてて国民年金の保険料を納めたことを覚えています。
しょっちゅう大臣を経験していれば別ですが、健康保険は切り替わっても年金は切り替わらないということを知らないとまごつきます。
また、政府の役職に就任すると、企業の役職は辞めなければならないので、厚生年金に入っている議員は、厚生年金から抜けることになります。そのときに共済年金に移行したと思っていると国民年金に入り忘れることになります。
だから未納しても良いということにはなりませんが、こんなわかりにくいシステムは改めるべきだと官房長官以下はおっしゃるべきでしょう。
予算との関係でこの年金法案を通したとしても、すぐに与野党で抜本的な年金改革を始めるという公約を幹部にはしっかり守っていただかなければなりません。