2004年4月21日号
2004.04.21
五月一日に河野太郎の日本語ホームページをリニューアルします。
V1.2からV2.0へのアップグレードというぐらいの感じになるはずです。
株式会社湘南ベルマーレの株主総会。
平成15年度は売上高764,583,865円で、当期純利益は156,678円、利益率0.02%。親会社のない市民球団としては立派な成績だ!
平成15年度決算 平成16年度予算
売上高 766百万円 711百万円
(入場料収入) 142 152
(広告料収入) 402 357
(分配金収入) 124 110
(その他) 98 92
費用 766 711
(人件費) 340 344
経常損益 187千円 263千円
この総会で小長谷社長が退任。後任に真壁潔常務が昇格。
僕は取締役会長を務めることになった。
小長谷社長には、1999年秋に当時日本一になったジュビロ磐田のナンバーツーからつぶれかけ、しかもJ2に陥落したベルマーレの社長に三年間の約束で来ていただいた。結局、四年間責任者をお願いすることになったが、小長谷社長のおかげでベルマーレが残った。
小長谷さん、そして小長谷さんの派遣を決めて下さった当時のチェアマンに感謝。
OHPのレーザーポインタ(あの赤い光の出るやつ)がなんで数万円もするんだと尋ねられる。
パレスチナに病院を建てた日本のODAの詳細を見ているとそんな馬鹿高い価格が付いているものがごろごろしている。
パレスチナ自治政府から日本のODAに関する書類を送ってもらう。
備品の目録を調べていくと確かにOHPのレーザーポインタがン百ドルもする。
様々な医療機器もずらっと並ぶがおおざっぱな機械名と価格があるだけで、製品番号も何もない。
とりあえず外務省にモノを特定することができる詳細なリストを要請すると同時にパレスチナ自治政府にインボイスの写しを探してもらうように頼む。(あの状況下でそんなものが残っているだろうか)
数万円もするレーザーポインタなら、木の棒で良いんだが、と。
日本からのパレスチナ支援が止まっている。二カ国間援助を担当するJICAが現在の状況にブルって職員が退避しているために懸案のガザ地区の下水道整備が進まない。
JICAの職員が状況を視察に行ったところ、ガザに入ったその日に爆発があり、そのまま逃げ帰ったらしい。
そこでパレスチナ自治政府とUNDPが相談し、実施期間をJICAからUNDPに変更する提案を日本政府に出している。このプランだとコストは半減、パレスチナ側の雇用も増える。
本来、日本側から提案すべきプランだろう。
自民党の石油資源・エネルギー調査会。
再処理の話とバックエンドのコストに関する議論を分けてやることになっていたと思うのだが、ふたを開けると合同会議でぐっちゃぐっちゃになった。ぐちゃぐちゃにしたのはお前だろと言われかねないが、いつも原発関係の会議は不明朗だ。
相変わらず再処理に関するエネ庁の答弁は不可解きわまりない。
再処理かワンススルーかはコストだけで決めるものではないと甘利小委員長がエネ庁をかばうが、だからといってコストの比較も無いのはまったくおかしいし、エネ庁は2010年までにプルサーマルを十六基程度稼働させる予定だと電事連が言っているからプルトニウムは余らないと平然と電事連に罪をなすりつける。
原発を新規に二十基稼働させるから温暖化対策は大丈夫だと嘘を言い続けたエネ庁が舌の根も、いや舌の上もべっとり濡れているうちにまた嘘をつく、しかも電事連という他人のせいにして。不埒な奴らめ。
ヨーロッパのある巨大NGOの幹部が来訪。
アフガニスタンのバーミヤン近郊での水力発電プロジェクトを日本政府と組んで進めようとしているのだが、日本側のコンサルタントの仕事があまりにものろく(他の国は数週間で結論を出すのに日本のこのやり方では一年半経ってまだ予備調査もできない!)、あきれかえっている。現地の人々ももう待てないので、プロジェクトをキャンセルしなければならないかもしれない、と。
このNGOはブラヒミ氏からイラクのプロジェクトを打診され、断った。今のイラクはNGOが活動すべき状況にない、と。