2004年3月9日号
2004.03.09
久しぶりにゆっくり出社。
朝十時の政審(政務調査会審議会)で、山本内閣部会長、岸田PT座長と三人で消費者保護基本法の改正案の説明。
内容は問題なく了承されたが、政調の事務局から今日の午後二時半に予定されている与責(与党政策責任者会議)の議題に消費者保護基本法の改正が登録されていないとの指摘あり。
およよと確認すると、二時半に与責が設定されているが、公明党の政調全体会議が三時半に設定されることになっており、予責までに公明党の手続きが終わらないとのこと。
しかし、今日の与責を逃すと次回は来週の16日になってしまい、それでは議員立法の法案提出期限の15日に間に合わない。
与責では、三時半の公明党の全体会議での了承を条件として承認するという条件付き上程をかけてもらうように手配を進める。
十一時の総務会も了承。
公明党から条件付きの上程を了承してもらい、二時半からの与責。
ここでも了承され、いよいよ国会提出へ。あとは国会対策だ。
これで、臓器移植法改正案と特定船舶入港阻止法案を除き、この通常国会で担当した法案の党内手続きは全て終了。
日米地位協定の改定交渉を始めるとパンドラの箱が開いてしまうという人がいる。では、何がその箱に入っているのだろうか。
アメリカ議会の委員会スタッフから今日、回答が来た。
はっきり言って今の時期に日米地位協定に興味のある議員はほとんどいない。もし、これが議題になっても身柄引き渡し問題が感情的な争点にはなるが、それ以外は議会として手に負えなくなる物はない、と。
さらに、地位協定の改定よりも在日米軍の配置見直しが問題ではないか。国防総省は普天間移転に関して、辺野古には否定的だ。日本がもっと現実的な対応をできないのか。SACOについてもいろいろな話が水面下というか水面で出ているぞ、と。
岡山大学の清水先生と京都大学の田中先生来訪。お二人は、移植学会の会長、理事長だ。今年9月の学会での市民講座での講演を依頼される。市民講座だけでなく、色々な発表も効かせていただくことにする。
脳死移植に関する改正案がまとまれば、生体移植のドナーの保護規定についても議論したいので、ご指導をお願いする。