2004年2月26日号

2004.02.26

2時。
宮崎秀樹脳死・生命倫理及び臓器移植調査会長と臓器移植法改正の調査会案の作成を始める。河野案をベースに衆参両院の法制局も加えて一刻も早い法案作成へ。もうここからは調査会案!
一部のマスコミ報道に調査会案に関して混乱した記事があったが、ビシッと抜本改正をする。
臓器の優先提供に関しても、たとえば生体移植をすることが決まっていてドナーが脳死になった場合などは優先提供が認められるべきだ。また、配偶者や子供に心臓疾患などがある場合に、優先提供があってもよいと思う。問題はその際の親族の幅をどうするかだ。

3時。
児童虐待防止法の改正に関して貴重なご意見を頂く。
早期発見の項に組織としての警察を入れるべきだとか、家庭内暴力の定義がそのまま定義に盛り込まれるので家庭内暴力相談センターのような組織も盛り込むべきだ等現場の細かい意見を頂く。
さらに児童福祉法の27条1項3から33条を適用したときに、今度の児童虐待防止法の改正では28条の適用を速やかに知事に届け出ることになっているが、再度27条1項3に戻る道も開くべきではないか。改正案では28条等となっているがこの等に27条1項3も含まれるのか。うーん、確認しよう。
案文を調整している小泉龍司代議士にお願いする。

4時。
バーゼル条約。
やっぱり外務省がボールを後ろにそらしていた。外務省というよりもどうやらバーゼル条約の担当者がわかっていなかった。いや、たぶん、まだわかっていない。
台湾からの廃棄物持ち込みのニーズなんかありませんと非現実的な啖呵をきっていたが(経団連なんかはっきり困っているといっているのだから現実を知らない)、外務省が調べたら、省内にこうしたニーズがあるという文書そのものが存在していた。
経産省も経産省で、許可を出せばよかったのだが、台湾との取り決めができるまでは出さないなどという政府の方針で出していなかった。お役所仕事の典型だ。
台湾との取り決めをやりますというのは平成四年に外務省が宣言をして、十年間何も進んでいなかったが、ようやくこの問題が外務省内で担当を超えて認識されたようだ。最短でやりますということなので、外務省の最短とはどのくらいなのかストップウォッチで計ってみよう。

5時。
消費者保護基本法の改正案に関して、公明党との与党協議。両党の案の文章の違いを詰めていく。両案の主旨には違いがないので書きぶりをどうするか。来週の再協議で詰める。

公益通報者保護制度。
なんで別表に(この制度が適用される法案一覧表)、競馬法なんかが載っているのかね。競馬の何を通報すると公益なのかね。
うーん、別表の詰めが甘かったのか。

さあ、出かけないと間に合わないと言う時間になって..
環境省、環境報告書に関する法案の条文が固まる。内閣法制局の指摘で法案名も変更する。
外来種対策。NGOへの回答をチェックしなければ。
AA研の議員派遣、若手からシリアと東チモールへ。日程のあう議員を探さなくては。
なんで、明日の八時に年金福祉施設のワーキングチームの会合が入るんだ! 完全に日程がバッティングした。タケミさーん!
離任するジブチ大使のレセプションを衆議院議長の日程にあわせてという話はどうなってる? あっ、しまった忘れてた。おーい、議長公邸!
葉梨議員から電話がありました。えっ、公益通報者保護制度の話かな。もう今日は出ちゃいました。
在日米軍関係の記事、ここにおいときます。あっ、それ山田室長に話を投げよう。ま、来週でいいか。
臓器移植の対談の日程決まりました。
だめだ、もう出ないとお通夜に間に合わない。
じゃ、これ、中東のスピーチの原稿です。アラビア語に直す時間が必要だから今晩締め切りということで。

なんかたくさんのことが並行して走っている。あー、頭がウニウニウニウニ...

裁判員制度が自民党総務会で突っかかっている。
しかし、国民のどれだけが自分も裁判員になるかもしれないということをしっているのだろう。
しかし、日本の風土に合わないということになると議論が難しい。風土に合わないということを立証してくれれば、議論にもなるのだが。それなしで、いや、風土に合っていますと言っても水掛け論だし。



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