2003年3月10日号

2003.03.10

地元でやっている有権者のご自宅にお伺いしての国会報告会。
今朝は六人の奥様と、イラク問題を中心に意見交換。
なぜ、外務大臣は何も説明しないのか、と問われる。国民の大多数が同じことを感じているはずだ。きちんと説明をすれば、理解はして頂ける。支持して頂けるかどうかはその次のステップで、まず、政府の方針を説明し、理解して頂くことが最初の一歩のはず。
アメリカは同盟国だから云々と政府は言うが、それならばよけいに説明が必要だ。現状では、安保、同盟に対する国民の信頼が薄れていくだけだ。
安保は紙の上だけのものではなく、連帯感なのだと主張する専門家がいるが、現状で、そんなことを政府が主張すれば、安保のためにアメリカの戦争に日本が巻き込まれると感じる人が多いはず。
まず、北朝鮮とイラクを切り分け、きちんとイラクで、日本が何をすべきかを説明し、理解していただき、支持して頂く努力が必要だ。
北朝鮮問題で世話になるから、イラクでその義理を果たすなどと専門家が言ってみても、国民は理解しないし、そのために同盟関係に対する支持が減っていくだけだ。
同盟に対する国民の支持が低いことを実感する。安保、基地は現実のものだが、その価値をきちんとわかって頂く努力を政府はしていない。積極的に同盟は良いものだ、必要なものだと国民が納得し、自ら主張して頂けるだけのことをしてこなかった。
今からでも、きちんとやろう。

坂井議員の辞職勧告決議案が出たら、また棄権するのかと問われる。
前回と同じく退席する。
日本の裁判制度の原則は、推定無罪ということであり、逮捕イコール有罪ではない。逮捕されたから、自ら辞職するというのは、本人の判断であるが、院が多数決でやめろというのは、おかしい。
検察が暴走して、あいつは気にくわないから逮捕してしまえということになったらどうするのか。
各党が、本当に民主主義のことをいい加減に考えていることに腹が立つ。権力は怖いものだ。



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