2003年3月3日号

2003.03.03

予算案のための本会議、当初は夜七時からという設定が、夕方から夜九時ごろ、夕食を食べている頃には早くて十一時とだんだん遅れる。九時過ぎに議員会館に行って待機するも、今晩は本会議なしということに。
本会議が夜十二時を過ぎると日付が変わるので延会手続きを取って、日をまたぐことにするのだが、参議院が明日の未明の衆議院通過ならば、その日からは審議入りをしないといっているため、十二時過ぎるのならば明日に回そうということ。
本来ならば、夕方五時頃に予算委員会が予算案を可決した後、総務委員会で地方税、財務金融委員会で国税の関連法案を審議可決してから、本会議で採決をするのだが、総務委員会は飛ばしても良いという前例があるとか、本会議中に時計を止めるとか、いろいろな話が飛び交ったが...。
ちなみに予算は四月一日から始まるが、最悪四月五日頃までは支払いがないので、明日衆議院通過で30日の自然成立をまっても大丈夫だそうだ。最初に来る支払いは、刑務所の食事代だそうだ。

僕の床屋仲間の一人に、柔道でオリンピックの金メダルを取った山下さんがいる。この週末に結婚式でたまたま隣り合わせの席になりお互いの近況報告している中で、今度、国際柔道連盟の理事に立候補することになってね、という話になった。
海外でも圧倒的に知名度があり、友人も多い山下さんのようなケースならば、まあ勝てるだろうが、日本の外交下手は、外務省だけのことではない。
のほほんとしていて、気がついたら海外で根回しが終わり、日本の候補者が負けたというケースが、いろいろなスポーツであるし、日本が金メダルを取るとルールが変更されるというスポーツもあるようだ。
スポーツにも政治はあるし、外交がある。サッカーのワールドカップの共催は、瓢箪から駒で、終わってみれば日韓両国にとってすごく良いことだったが、図ってそうしたのではない。オリンピックの誘致にはたびたび失敗しているし、日本人が国際連盟の中枢に座っているスポーツというのは極めて少ない。
聞いてみると、まず最初にあるのが語学の壁。せめて英語でバシバシ主張したり、個人的な関係を作って根回しをしたりということができないと、どうにもならない。
つぎに年功序列というのが邪魔になっていることもある。つまり、日本のスポーツの中では、大大先輩がでんと構え、本来働き盛りの世代がまだぞうきん掛け(あれっ、どこかで聞いたことあるぞ)。
世界で活躍して、名前の通った選手も、国内団体ではひよっ子扱いで、そんなのが世界に出ていくなんて十年早いということになってしまうようだ。結局、このマルチナショナルな時代に年寄りの内弁慶でマルデドメスチックな方々が、手の届かない世界のことは忘れて、国内団体をがっちり握ろうという自己満足になってしまう。と、世界で日本は主張できない!
こういうこと一つ一つを直していかなければ、日本という国の外交力はつかない。外務省というものは、政府の外交の事務諸手続の管理をするところで、国の外交とは、あらゆる分野で丁々発止と外国とやり合った人たちが総力を挙げて、やるものだ。あらゆる分野で、外交力を発揮していない、いや発揮できないというこのシステムを直していかなければ、国の外交力はつかない。
国として、今年はこういう分野で日本のこういう主張を通すということを決めて、民官力を合わせて頑張るということをしなければいけない。
霞クラブ(外務省御用達の記者クラブ)も、外務省改革のペーパーを一日早く手に入れるためにあくせくするよりも、一本背負いできれいに投げられ、まさに一本取られる直前から空中で身を翻し、粘り返した山下外交のことを報道したほうが、よっぽど国民に外交とは何かを伝えられると思う。



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