2002年11月11日号
2002.11.11
独立行政法人に関する特別委員会。私も委員になった。
四十本を超える法案を特別委員会で一括審議。衆議院での審議日程は、一週間程度らしい。
今日は、小泉総理も出席しての総括審議だが、独立行政法人に関する法案を審議するための特別委員会をわざわざ作ったにもかかわらず、民主党の質問は、大島農水大臣秘書のスキャンダル。アホか。
農水大臣のスキャンダルに関する質問をする場所は、この特別委員会ではないはずだ。要するにテレビが入るところでは、スキャンダルを取り上げたい、独立行政法人に関する小難しい質問はしたくないということのようだ。結局、民主党も五十五年体制の社会党と同じではないか。
独立行政法人の問題はどうでもよくて、閣僚のスキャンダルだけたたいていれば、国は良くなるのか。もう少しレベルの高い委員を指名してほしいものだ。
財務省の管轄の通関情報処理センターなるものを、独立行政法人にしようという法案も、この四十何本の中に紛れ込んでいる。
なんでこんな組織を独立行政法人にするのか。民間企業でできることを極めて不透明にやっているだけのようだ。党の行革本部事務局の林芳正参議院議員にこの法案はおかしいと連絡し、場合によっては、この法案だけ何らかの対応を党としても、取ってもらうことに。
このセンターの財務諸表を要求したところ、紙っきれ二枚が出てきただけ、百億円を超える収益の内訳もない。実はその半分は国費だ。
やはり百億円を超える設備使用料も内訳がない。不透明だ。
だいたい、なんで、このセンターがやっている業務を民間企業に解放しないのか。
特別委員会で、このセンターに関する質問をやらせてもらうことになったが、持ち時間はわずか20分。仕方がないので残った質問は質問主意書を丁寧に書くことにする。
この問題は、長期的に追いかけていきたい。
NACCSと呼ばれる通関情報処理システムについて、ご意見などある方は、ぜひ聞かせてください。