2002年10月8日号

2002.10.08

マレーシアのクアラルンプールで開かれた東アジア経済サミット(ダボスアジア会議)に出席してきました。私は、去年の香港会議に次いで二回目の参加となりました。
 経済の状況を反映してか、昨年よりもやや静かな会議だったという印象をうけましたが、ワシントンと違って、日本はいつ改革をするのかということに参加者のほとんどが非常に関心をもっていました。やはり、アジアの経済は日本経済の影響を大きく受けていて、日本の改革を待ち望んでいると言うことがひしひしと感じられました。
 今回の会議そのものと平行して、アジアの新しい世代のリーダーの会を立ち上げようという動きがありました。マレーシアの次の次の首相と言われるヒシャムディーン 青年・スポーツ大臣の声掛けで、New Asian Leadership Network(NALN)という組織が設立されました。
 ASEANプラス3の国々から新しい世代のリーダーで組織を作り、本物のASEANプラス3の会合の前に集まって、本会合に新世代の声を反映させていこうというものです。私も創立メンバーの一人としてこのグループに参加しました。
 経済サミットの最終日に、NALNの発足と来年のダボス会議を皮切りに、2020年のアジアの青写真を描いていくという決意を幹事国のマレーシアの代表から発表しました。
 本会合のなかでは、リーダーシップの交代というテーマのセッションでパネリストを務めました。二十年以上にわたってマハティール首相が国を引っ張ったマレーシアと平成になってから十一人の総理が誕生した日本のコントラストが際だっていました。
 驚いたのは、去年のこの会議での私のスピーチを覚えていてくれた人がかなりいたことです。早く世代交代をしなければ、日本は変われないのではないかという意見が必ずそれに続きました。
 セッションの中ではアジアの農業の競争力をいかに高めるかというものもありましたが、日本の補助金や規制を中心とした政策などとは違って、科学的かつ市場主義を根本にした競争力強化の議論が行われ、自民党の農水部会での議論との格差を感じました。いまごろ農業の法人化の是非などがテーマになっているようでは、世界にはついていけません。
 二回目の参加ということで、だいぶ人脈も広がりました。特に、NALNの設立に関わったマレーシアの新世代のリーダーは、ヒシャムディーンをはじめ、昔一緒にクアラルンプールのホテルにドリアンを持ち込んで食べたり、去年の香港会議で一緒だったりした仲間でした。韓国の若手議員との交流でも感じましたが、まず、仲良くなること、人間関係があれば他のいろいろな物事が非常にスムースに進むということを感じました。
 顔のない日本ではなく、きちんと顔を持った日本の政治にしていきたいと思います。



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