2002年10月4日号

2002.10.04

木曜日の時点で、後任の政務官の人事がほぼ決まる。総務大臣政務官は、衆議院からは吉田、岩永、参議院からは岸。
事務方は、当選回数と年齢などで、新政務官の序列を決め、部屋割りなどを決める。僕の部屋の後任は、岸さんのようだ。
問題は、三人の担当だが、これがなかなか決まらない。金曜日の朝、大臣が登庁されてから決めようということのようだ。
三政務官にそれぞれついていた秘書官もここで交代になる。旧自治、旧郵政、旧総務関係から秘書官が一名ずつ出るが、誰につくかは新政務官それぞれの担当によって決まる。金曜日の朝から、新秘書官は秘書官室にいるが、親分は不明のまま。僕についてくれた山田秘書官は、統計局統計基準部統計企画課総括・企画担当課長補佐になったが、今日はまだ河野太郎の振り付け係として動いている。

金曜日は、朝、役所に行って、机に座っているところの写真を記念にとって、秘書室のメンバーやドライバーの山本さんたちと記念撮影をして、最後に入り口のネームプレートをひっくり返して退室する。
秘書室でお茶を飲みながら、引き継ぎ書を少し直して、全部おしまい。
三時半に後任の政務官に首相官邸で辞令が出され、そこから新政務官が役所に登庁する。四時に引き継ぎと退任のセレモニーをやるのでまたきてくださいと言われ、とりあえず退庁。みんなありがとうございました。

一度地元に戻って、午後役所に再び出かける。三時半に官邸で、新政務官に辞令が出ているはずなので、四時前に役所に着いたときは、すでに前政務官。
四時に館内放送で、新政務官が官邸を出たので、省議メンバーは七階で出迎えるように、そのほかの職員は一階で出迎えるように、と。
僕は、居る場所がもう無いので、秘書室のいすに腰をかけて待つ。
秘書室のメンバーは、これが四回目の政務官のお出迎えだからみんな手慣れたもの。
三人の政務官がエレベータで上がってきて、それぞれの部屋に入る。
官房長や各局長が挨拶にくる。
で、引き継ぎ。まず、後任に当たる岸参議院議員に引き継ぐ。事務方が作ってくれた分厚い引き継ぎ書があるが、これは単に役所の資料をまとめたものなので、これは後で役所から説明があるからと、放っておくことにして、自分で作った引き継ぎ書を説明し、後をお願いする。筆で前任者、後任者がそれぞれ二部ずつ署名し、一部をもらって帰る。
今度の三人の担当は、我々三人と微妙にずれているため、吉田、岩永両政務官にも引き継ぎ書を持っていって説明する。
それから地下の講堂で退任と新任の挨拶。事務次官が挨拶で、退任する政務官をいろいろ褒め称え、滝、山内両政務官は、根回しに奔走されたとか、合併シンポジウムに八回出席いただいたとか、国会答弁が多かったとかいろいろあるが、僕に関しては、土壇場で法案修正を求められたとか、政策評価に当たり目標を数値化せよと強く指導されたとか、なんか役所の足を引っ張ったような話ばかりだった。
退任の挨拶では、仕事のできない政務官を首にするのはよくわかるが、派閥の親分の都合だけでこんなにしょっちゅう政治家が替わるような馬鹿な内閣改造をやっていては、国はおかしくなる、政治家がアホだと役所が仕事がしづらいというのがよくわかった、そこのところは申し訳ないとお詫びした。最後に、僕の遺言だと思って政策評価の目標の数値化をきちんとやってくれと付け加えておしまい。
秘書室の大坂さんから花束をもらい、正面玄関で拍手で見送られて退庁する。ハイヤーを断ったので、花束抱えて議員会館まで歩いて帰る。これでお役後免になった山田前秘書官が一緒に歩いてきて、だから車があったほうが良かったでしょと、そうでもなさそうに笑う。
議員会館で、お礼回りをして、おしまい。
山田秘書官、梶田さん、大坂さん、木内さん、山本さん、斉藤さん、本当にありがとうございました。



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