2002年9月7日号
2002.09.07
鳥取で開かれた合併シンポジウムのために、朝七時十分発の飛行機で鳥取へ。
機内では、東京に出張していた片山県知事もご一緒だった。知事は、今週三回目の東京出張だそうで、全て高速道路がらみだとか。石原知事とのケンカばかりが報道され、僕のイメージも喧嘩っ早い人という感じだったが、お会いしてみると全くそんなことは無い。民主主義のために何をすればよいか、という視点から行動されているようで、県議会には与党も野党も無いと常日頃おっしゃっているそうだ。全く同感。県議会は大統領制なのだから。
午前中は、国道九号線の現状と行政相談の結果できたバス待合所の窓を見て、片山知事が事業縮小を決めたカニ博物館、事業を中止した砂丘博物館の予定地、新しく作られた港などをみてまわる(ついでに長靴を借りて鳥取砂丘の馬の背に登ってみる)。
合併シンポジウムでは、自治体の財政難を秀吉による鳥取城の兵糧攻めになぞらえて、知事が腹切って...云々という話も飛び出す。
総務省を代表して、挨拶に立ち、ついこの間までは、総務省も合併に逃げ腰だった。大体、政府の出す文書に、与党は自治体の数を千にするという目標を掲げている、などと他人事のように書いてあったので、総務省はどうするのかと大議論をし、政府も千を達成するために努力すると書くことになった、と申し上げる。
しかし、パネルディスカッションではいきなり高速道路の話になる。司会者が、いきなり片山知事に、鳥取の高速道路は大丈夫なのか、とふる。知事は、いや、まだまだ安心できない、と。
無事にシンポジウムも予定通り四時に終了。飛行機の時間まで間があるので、街中にある温泉で一風呂浴びる。県庁所在地の街中で、温泉があるのはここだけらしい。
飛行機は揺れまくって、午後九時過ぎに羽田着。その足で、韓国から来日中のハンナラ党のウォン・ヒーリョン議員と久しぶりに会う。高崎にいる山本一太参議院議員を電話で捕まえて、韓国の大統領選挙の最中にこちらから訪問する日程を決める。
その後の深夜からの飲み会は、うちのスタッフの李さんにまかせる。李さんは、釜山大学を首席で卒業し、今の韓国国会議長の秘書を務め、現在、日本に留学中(僕の韓国語のホームページは李さんの手による。このごまめの歯ぎしりのバックナンバーも韓国語に訳されている)。酒はめっぽう強く、李さん、酒はどのくらい飲むの、と尋ねると、うーん、そうですね、焼酎なら九時間ぐらいですかね。