2002年6月6日号

2002.06.06

昨晩、私の支持者の皆さんの前で、森元首相にご挨拶をいただきました。
河野太郎さんは、ごまめの歯ぎしりというメールマガジンで、私の悪口をちょくちょく書くが...というところから始まりましたが、非常に心温まる叱咤激励でした(正しくは、叱咤叱咤叱咤激励という感じでありました)。
大先輩からの心のこもったお言葉、誠にありがとうございました。

某週刊誌の記事を読み、デタラメぶりに驚いたが、だからといって、週刊誌の取材制限は行き過ぎでは。あるいは、病院がきちんと告訴するべき、というメールをいただきました。ご説明させていただきます。
私は、全国紙とテレビが主流になっている記者クラブ制度には批判的です。みんなそろって政策ではなく政局中心の記事を書いていること、鈴木宗男議員の辞職勧告決議案の報道ぶりをみても、横並びの弊害は顕著です。
かつて、宮中のある出来事を、外国の報道機関が先駆けて報道したように、政治を報道するメディアの横並び打破のためにも多様性が必要であると思い、まず海外のメディアの日本政治へのアクセスを増やそうと、志願して自民党の報道局次長を長年務めました。
数年間のゲリラ戦の末、昨年末、やっと海外メディア向け(日本のメディアはオブザーバー参加)の幹事長、政調会長による記者会見が実現しました。政治メディアの(ということは必然的に政治の)国際化への最初の一里塚かもしれません。
で、次は、地方紙とスポーツ紙と週刊誌にも、記者会見への正式参加などへ道を開こうと思っていました。
が、地方紙とスポーツ紙に的を絞って、まず、がんばろうと思っている今日この頃です。
と、いうわけで、週刊誌が、現在、得ているアクセスや権利を制限しようというわけでは全くありません。私が、このメディアの多様化のためにやっていた活動のなかで、横並びにしていた地方紙、スポーツ紙、週刊誌の優先順位を、地方紙、スポーツ紙と週刊誌に差をつけるだけです。
当然に、個人的には、週刊誌の取材もお受けしています。デタラメな記事を書くところは、今後、ご遠慮させていただきますが。

このデタラメ記事で中傷されている病院が、仮に告訴をすることになると、患者についてのデータを出さなくてはならなくなります。
病院としては、こんな記事のために、患者のプライバシーを公開するぐらいならば、じっと耐えようということのようです。
この記事を読まれた方はお気づきだと思いますが、A病院が手術をしなかった、BからGまでの病院も手術をしなかった。H病院が手術をした。手術が成功すれば、AからGまでの病院は、できる手術をしなかったと中傷し、反対に手術が失敗すれば、今度は、H病院は、無理な手術をやったと中傷すればよいわけで、どっちにしろ、高みの見物、しかも病院は患者のことを考えると告訴できない。こんな卑怯なやり方はありません。



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