2002年5月27日号
2002.05.27
信大での最終検査に松本へ。
今後は、何か問題があったら連絡を、ということで、晴れて無罪放免。とにかく、しばらくは食べ過ぎないようにとの注意。後は体力の回復だけ。これは血液検査でも数値化できない。
僕が退院するときにはスパゲティ状態だった親父も管がほとんど取れて、すっきり。
今日までは、特に熱が出たりもせず、移植班の先生方も教科書どおりの回復ぶり、と。移植を受けると、免疫抑制剤との関係で、グレープフルーツを一生食べられなくなるのだが(オレンジとかは食べられる)、それ以外は、ほぼ何でも、もう食べられるようになったらしい。
ジョージタウンの国際学部のガルーチ学部長が来日。ジョージタウンの卒業生が集まる。ガルーチ元大使の専門のイラクの核査察や北朝鮮との枠組み合意などの話よりも、キャンパスに新しい建物ばかり建てて、学生がフリスビーをやるスペースが無くなったのではないか、とか、野球場をつぶして駐車場にするとは一体どういうことか、とか、キャンパスの飲酒ルールで盛り上がる。
学部長の来日の目的のひとつは、アメリカで急速に下火になりつつある日本研究にてこ入れをするためにはどうしたらよいか、ということ。
特にジョージタウンの日本研究は惨憺たる状況で、中国、韓国研究にはるかに遅れをとっている。要するに、日本研究のためのセンターを立ち上げる資金が集まらない。
大学等の専門家が政権に入って外交等の政策を担当するというのがアメリカのやりかたであることを考えると、日本の専門家が少なくなるということは、中長期的にも致命的だ。極端なことをいえば、ODA予算を少し回してでも、アメリカの主要な大学に日本研究の講座を設けるべきだ。
国会が正常化し、明日、本会議、総務委員会が行われる見込みのため、明日予定の省議がなくなる。