2002年3月12日号

2002.03.12

何度もしつこいですが、決算・行政監視委員会で、きちんと時間をかけて、ご本人だけでなく、川口大臣以下も必要ならば、証人として宣誓の上、証言をいただくというプロセスが必要だ。
二時間という短い時間で、本人だけを呼ぶ証人喚問は、結局、ずぶずぶではないか!?

政治家と役所のやりとりはきちんとメモにして、全て公開をルール化すべきだと思う。ある人から、今回の外務省の極めて恣意的なメモの公開は、外務省に都合の良いものだけが外に出る反面、不都合なものは国民に知らされないことになると指摘があった。まさにそのとおり。
外務省のいい加減さは、これだけではない。JBICの環境ガイドラインの件で、課長が全く役に立たないため、企画官だか審議官だか、いや統括官だったかが登場。
外務省というところは理詰めで考える癖が付いていないのか、こちらが階段を一つずつ上るように話を進めているのに、手すりにもたれたり、エレベータに乗ろうとしたり、と要領を得ない。
結局、何が問題なのかといえば、相手国に環境アセスメントの報告書を公開するしくみがないときにどうするのか、ということだった。それ以外に問題はないのか、と訊ねると、なんやかんやと言いながら、結局、そのことだけだった。そこで、そのときは、A.相手の国が日本からの有償資金が必要ならば、仕組みを作ってもらう、B.仕組みができる間、あるいは何らかの理由で仕組みができないときは日本側が現地でアセスの報告書を公開をする。
と、いうことでよろしいか、となると、まるではっきりしない。では、この二つ以外で、日本の納税者が、日本のODAが環境破壊に使われていないことが、環境アセスの公開と同じレベルで納得できる第三の提案を持ってきてくれ、ということにした。
しかし、まだ、でも、相手国がそれで納得するかどうか、などとぶちぶち言うので、相手国がうんぬんの前に、日本の納税者に対して、納めていただいた税金が、悪いことに使われていないことを証明するのが先で、相手国はその次、と言ってきかす。外務省の辞書には、説明責任という言葉はないらしい。塩崎代議士なんか、寝言でも説明責任はどうするんだと大声で叫んでいるのに。
で、今日のミーティングをメモにして、大臣に見せて、大臣が見たというサインをもらって、その写しを下さい、と申し上げると、大臣は今、大変お忙しいですから、何時になるかわかりません!!
あのねえ、JBICのガイドラインは待ってくれないんだよ。
川口大臣、あなたの部下はちょっと変。

朝、参議院の総務委員会でご挨拶。
午後、日本テレビのデジテレを見学。地上波デジタルとアナアナ変換への取り組みがよくわかるとともに、問題の大きさがはっきり認識できる。
杉並区役所で山田杉並区長と住民基本台帳ネットワークの件で、意見交換。
レジぶくろ税も目が離せない。
来日中の韓国の野党ハンナラ党のイ・フェチャン総裁から、自民党の若手議員と夕食を一緒に、とお時間を頂く。赤坂のお蕎麦屋さん。

今日は東京JCの例会で、環境問題のパネルディスカッションにパネリストとして呼ばれていたため、赤坂を中座して、新宿に。
東大の山本良一教授と日興アセットマネジメントの才納さんとご一緒。環境問題はこんなに大きな問題で、しかも切迫している、と山本教授が力説されるが、では政治は、ということになると、新エネを邪魔する原発族とか、フロン法案に反対した自工会とか、廃プラを新エネと呼ぶエネ庁とか、これでよいのか、日本! という感じになってしまった。



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