2001年12月5日号

2001.12.05

外務委員会。
くだらない質問が出たらやじり倒してやろうと思っていたが、外務省の答弁のあまりのおそまつさに、小さくなって沈黙。
プール金に関する答弁で、外務省の官房長、この期に及んで、まだじたばたするのか、というひどさ。公金を横領した九人の告発に関しても、捜査当局と相談してうんぬん。捜査当局が談合に加わっているのかと疑われかねない。犯罪の構成要件にあたるかどうかを精査して、というのは、少なくともあなたの仕事ではないだろう。
大臣に対しては、人事院とも協議の上、と伝えていたようだが、人事院は、この件で、外務省からなにか話があったことはない、と答弁していた。
外務省にも、大臣が組織を守ってくれないと言う不満があるようだが、この答弁、この処理、この態度では、国民の理解は得られないし、大臣が云々という立場に外務省の官僚はない。
と、いいながら、今日の例えばプール金の問題は、外務省のことではあるが、決算行政監視委員会でやるべきことだと思う。決算委員会の方が、外務委員会よりも格が上、つまりその委員長はより上の勲章に近いそうだ、であり、この委員会に外務省の一連のスキャンダルを解明する小委員会をつくり、外務省も副大臣の一人が、官僚の立場ではなく、国民の立場に立って事件の解明を行うべきだ、と思う。外務委員会、外務大臣でこの問題を扱うのは、外交に支障が出る。決算行政監視で、外務官僚を証人喚問なり、参考人招致なりするのがベターなはず。
同様に、社民党の東門代議士が、沖縄の基地問題を取り上げて質問されていたが、これも沖北の特別委員会に統一すべきだろう。そこで小委員会をつくってやるべきだ。特別委員会をそのために設立しているのだから。

クエスチョンタイム。
小泉総理の後に与党の幹部がならぶ。閣僚は、委員長席のとなり。なんとなく、今の日本の政治を表している。総理と閣僚が、野党に対峙するのではなく、総理と与党が野党と向かい合い、閣僚は、斜めから見ている。うーん、やっぱり違うんだなあ、これは。



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